冬雷 年刊歌集 第一号 の企画

会員全員参加型の年刊歌集を作るのが夢であった。
わたしが此所で言うのは、よく目にすることのある普通の「合同歌集」としてのものではなく、完全に資料としての機能を持ったものである。
言わば「年鑑」的な、一年間の「冬雷」に発表された全作品を一冊に纏めてしまうというものである。
もちろん膨大な歌数になるので、活字は8ポ程度に縮小し、ぎっしり詰めて載せることになる。
ただし、これだと読み難く疲れるので、参加者は、一年間の自作の中より「二十五首」程度を自選して、それを大型の活字で印刷した「自選歌集」を前半に集める本となる。
つまりⅠ部が「自選歌集」、Ⅱ部が、資料としての掲載全歌集となる。
これを毎年制作しておけば、参加者には自ずからなる自身の「全歌集」が揃って行くことになる。
例えば、歌集を纏めようなんて時には、この「年刊歌集」から引き出して原稿化できるのだ。
わたしたちが「本」をつくるということは、そのデータを保有するということを意味する。
紙からだけではなく、データも活用して極めて有効である。
そういう本が毎年できあがるという状況を想像しただけで心躍る思いがする。

この「年刊歌集」を夏頃までに完成させる。
そして、そこに参加した方の全作品を対象にして、「編集委員会賞」に代わる、例えば「冬雷賞」のようなものを選ぶという案も煮詰まっている。
前の『冬雷の113人』の時に実行したような参加者全員参加の「互選賞」はぜひ継続してやってみたい。
そういう優秀な作品と作者を、大会で表彰するというのも良い。

ただし、これは費用も掛かるので、参加費が必要となる。
「冬雷」掲載全作品を縮小して収めるのであるが、全員参加をうたっても「強制」じゃないので、縁が無く不参加の方の作品は不掲載となる。
あくまで参加費を出し合って参加される会員に限ることになる。
ざっと数えても400頁くらいにはなりそうな本なので、どうかご理解願い沢山の方の参加を期待する。

本文の組み見本等も作りながら、イメージをたかめているが、『冬雷の113人』くらいのサイズで読みやすい「自選歌集」にはなるだろう。
編集部大決心しての企画。
今日現在在籍の会員の、「2017年の全掲載作品」を作者別に纏める作業はほぼ完了した。
この企画のアナウンスを四月号誌上にて行い、同時に作者別に「全作品プリント」を送付して参加を呼びかける予定。

このブログをご覧の会員がどれほどいらっしゃるか不明だが、まずは先触れとしたい。
わくわくするような「年刊歌集」第一号が生まれそうである。



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# by t-ooyama | 2018-02-19 00:19 | Comments(0)

礼状

今回以下の歌集対象の御礼状を書きました。
実際には遺歌集と返信先の住所を記載しないものは書きませんので、十册になります。

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特に良かったのは小山光夫氏の『 橐駝 』です。
「短歌21世紀」所属の方で、さすがにきっちりした作品ばかり、ほっとして読めますね。

むしあつき午後の光に過ぎてゆく使ふ鋏の重きを感ず

何を切り何を残さむと思ふとき傍らの柘榴実のはじけをり

ときの移り短きゆゑに庭の花おもむろにしてその紅のゆれ

諸々のあからさまなるこの夕べ血縁に向ひ何するとなき

歌集名は「駱駝」の意味ですが、別に「庭師・造園師」の意味もあります。
著者はそちらのお仕事のようです。

礼状の束を投函して戻ると、二つの歌集の寄贈がありました。
一つは遺歌集、一つは大事な友人の萩原千也氏の歌集です。
この心のこもった手作り歌集も四冊目、そろそろ纏まった感想を述べねばならぬところですね。
冬雷誌上でご紹介したいと思っています。

じゃ、また明日。
明日の例会は、西大島ですよ。
お間違いないように。


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# by t-ooyama | 2018-02-10 13:18 | Comments(0)

岩田晋次先生追悼

留守電にはいっていた京都弁の女性の声。

それは驚きの内容だった。

昨年十一月七日に「岩田晋次」が亡くなりました。

冬雷様には存命中格別のお世話になりました、有難うございました。

というような言葉が聞えてくる。

岩田晋次先生は、国語学者で歌人。歌誌「ハハキギ」の田中順二先生に国語・国文・作歌の教えを受けたと述べていて、個人的雑誌「枝折戸」を発行し、文法の話をテーマとする短歌制作と指導活動をしていらっしゃった。個人誌的というのは、費用はすべて岩田先生持ちのようながら、誌上には複数の方の作品や情報などが掲載されていた事による。

岩田先生の好著『短歌文法65講』(京都カルチャー出版刊)には、小誌で問題提起した太田行蔵著『四斗樽』記述を全面肯定し、精しく解説する頁が12にも及んでいることから、小生も高く評価し、最近でも、冬雷大会の互選高位者への賞品にしようと思って、問い合わせたが、絶版状態で叶わず、変りにぐっと解りやすい『高校生の古典文法』(京都書房刊)という参考書を取り寄せたこともある。

田中順二先生にも素晴らしい文法の著書がある。『短歌文法入門』(短歌研究社刊)である。この三冊は、下の写真の様な本となっている。

小誌会員の皆様には、ぜひ購読して欲しい三冊だ。


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『短歌文法65講』(京都カルチャー出版刊)については、その書き出し部分を写真でご披露する。下である。

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小生は文法を苦手として居り、悩んだ時にはいつも岩田先生にお願いしてご教示頂いて来た。先生からの書簡も多く保管していて、今でも時折復習する。勝手に「大山の短歌文法の師」と決めていた。

七年前に膀胱癌で全摘手術を受けたのち、先生からお便りを戴き、先生が同病で二回目の手術を受けたのだということを知った。先生の場合は小生より軽く、内視鏡による搔き出し手術で済んで居り、この場合は、数年後に同じようにポリープが出来ることが多く、何度も手術を受けるようなのである。小誌の先輩の加納久氏もこの手術を受けていた。

膀胱癌、同病あい労る関係ともなる。

岩田先生がお亡くなりになったのは膀胱癌ではなく、胃癌であった。

胃癌の手術そのものはうまくいったものの、術後の食事療法がうまくゆかず一年半の入院のままの御他界であったという。

「早く家に帰りたい」が口癖でしたと、奥様のお便りにはあった。

どうも最近「枝折戸」が来ないなあと思ってはいたが、小誌の雑務に奔走しお伺いする余裕が無かった。

こころよりご冥福をお祈りするばかりである。

合掌。



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# by t-ooyama | 2018-02-06 12:42 | Comments(0)

仕事中

今日は係の皆さんが集っての校正の日です。
すでに初校は済んでいますので、再校を分担して行っています。
基本的には複数者の目を通します。

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良く晴れた日ですが、空気は冷え込んでいます。
すこし寒そうな皆さんです。すみません。室はエアコンで暖房して電気ストーブを点けています。
今月は本文96頁と厚めなので、校正も時間がかかりそうですね。
  
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早めに印刷所へ渡しておいた別冊付録の文庫歌集がすでに出来しています。
大塚亮子歌集『幸せの黄色』です。こちらは本文160頁です。
すこし発行所に置いておき、下旬に三月号と一緒に発送致します。
お楽しみに。

じゃ、小生も校正のお手伝いをせねばならず、このあたりで。



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# by t-ooyama | 2018-02-05 12:58 | Comments(0)

昨日ぽっかぽか今日は雪空

お早うございます。
昨日は本当に暖かで、急いで洗濯して干しました。
そのあと、発送の為に来て下さる係の方を迎える準備。
今年は少し模様替えして、テーブルは四角い形のものに替え、坐り心地の良さそうな椅子も二脚買いました。
この椅子も折りたたみ式なのですが、今までのものと違い、腰の安定があって気持よく坐れます。
室が狭いのと、ほとんど来訪者が無いので、多数の椅子は不要です。
校正で三方が見える時は、一つだけ古い椅子を使ってもらいます。
下に敷くカーペットも春の草色で明るくしました。
これで2019年は頑張ります。

さて、12時に駅まで迎えに行き、簡単な食事を済ませ、作業に掛かります。
驚くスピードで作業完了。ごご二時には、クロネコさんに渡しました。
これだと早い所では今日にも届きそうですね。
今月は予定以上に早く出来して、幸先よさそうです。

それにしても、今日はうってかわって寒いです。
すこし雨で地面が濡れています。
予報では関東地方も雪になりそうです。
どんよりと曇り、鉛色の空がのしかかっています。

昨日が発送で良かったなあと思います。

これから、文庫歌集の『幸せの黄色』(大塚亮子歌集)のデータを作って、印刷所へ渡す作業に掛かります。
こちらは来月号の付録となります。
模様替え版の文庫歌集ですから、どうぞお楽しみに。

追伸
十時半。どかどかと降り出しました。

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# by t-ooyama | 2018-01-22 10:22 | Comments(0)