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化け物?

冬雷5月号がわたくしのところにも届きました。
有難うございます。先月と違い今月は格別の速さで出来上がりました。編集室の緊急事態で、会員の皆様が一致団結し編集作業に協力して頂いたことと、編集委員の方々の結集力の賜物です。様々な編集作業を分担して貰っています。編集室はただいまほぼ休止状況です。
さて、5月号では作品一欄批評担当の中島さんとの連絡がつかず大山が緊急代打でしたが、なにぶん体調不良のベッドの上でのもので、表面的な歌評となっています。申し訳ありませんがこれは6月号も同様になります。すでにPCで打って緊急体制編集部に送信してあります。中島さんは水戸出身ですから、今回の震災で何か重大なことが起こっているのかもしれません。心配している方もいらっしゃるので、この記事を眼にされましたらご一報願います。
さて、5月号の拙作、

  手に負へず垂れ流す原子炉の放射能人の作りしこの化け物は

という歌ですが、まさに申し訳ないのですが「化け物」です。こんなものが世界中にたくさん存在しています。これからも作られようとしております。想定外の事といえば確かにそうでしょうが、大津波で破壊され電気が通じなくなったとか、配管が破損したとか、真水を供給する原動モーターポンプが使えなくなったとか・・・のことは、想定外としては「お粗末」に感じてしまうのはわたくしだけでしょうか。
巨大な「化け物」的脅威を発揮しつづけている原発事故。その影響の大きさに驚き、直接被害を受けている方々のことを思い、また間接被害を受けているわれわれ日本人、アジア諸国、地球・・・とかを思い頭を垂れています。
地震・津波による自然災害には「頑張ろう」で団結し立ち上がれるかもしれません。でも、原発災害には、どのように頑張っていくのでしょうか(現場で何とか鎮火させようと命を張って作業している皆様方には本当に感謝いたしますが・・・)。いろいろ個人のレベルでも考えねばなりませんね・・・。

  仰向けのままのベッドに大津波押し寄する残像幾度も襲ふ

入院中のベッドの中で幾度も思い出しました。恐ろしい実写ニュース映像です。

さて、編集室の緊急事態で、本誌全頁閲覧用データをHPへアップすることができません。
しばらくご容赦ください。
復帰しだいその月のデータより掲載を再開します。すみません。

by t-ooyama | 2011-04-22 17:02 | Comments(0)

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