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わく子

わく子がわたくしの側に来てくれてからかなりたちますが、本当に助かっています。
今朝も起き出すとすぐにお世話になります。「お願いね」って水を満たすと、ハイハイって言うかにるんるんの音が出始め、どうぞって感じにサインがあります。そして朝のお茶を頂きます。

今朝は台風一過の晴天ですね。時折りおだやかな風が渡るようで木立がそよぐのも良いですね。
昨夜はほんの束の間ですが、道路を転がり回るバケツか何かの音が続いていましたが、案じた程の印象も無く川越の上を通過しました。おそろしく早い、特急の列島縦断だったようです。
ニュースでは各地の被害を伝えて居ります。ご被害に遭われた皆様には御見舞い申し上げます。
わたくしども冬雷のお仲間は関東が多いとは言え、全国に散らばっていらっしゃいます。御見舞いとともに、ご被害のなかったことを祈らせて頂きます。

さて、大会を乗越えると次は12月号の投稿締切日が迫りました。続々と作品等が寄せられて居ります。今月は個人的な事情もあって、締切日厳守で選歌に入り、週末までには手書き原稿のテキスト打ち担当へ回す予定です。未提出の方がございましたら大至急投函、或はご送信願います。

順調に行けば、来週一杯でテキスト打ちが終了し、再来週からは印刷用データの制作になります。今年最後のものですから、早くも年末気分ですね。
組版が終れば、ゲラ出しをして紙による初校校正が行なわれます。
これが済みますと、PDFデータのやりとりによる再校、念校と続きます。予定では、ぎりぎりまで粘って誤植チェックを続け11月6日午前中に下版作業を完了させて印刷所へ回します。
タイトな日程のなか、頑張って居ります。最近はこうした裏側をご理解下さる方が多くなり、誤植が運悪く残ったとしても、厳しく訂正を求めお叱りを受けることも減りました。雑誌ですから時間との戦いで進行するので多少の誤植は仕方がない……は、大手出版社とて同様です。まあ、冬雷の校正担当は実に優秀で、真心もあって、本当の意味での誤植は激減して居ります。
誤植には、作者ご本人がその要因を作っていることが結構あって、概ね偏った方のスペースに生じて居ります。ご自分の作品欄で誤植が目だつような方は、どうぞじっくり、その原稿を見直して客観視して下さい。達筆すぎて読めない、その逆もあります。手書きだと自由だから、ご本人が発明した文字まで書かれる方もあります。こうなるとその事実を確認するまで、かなりの時間のロスもでて骨を折ることになります。また、当用漢字を使う中で一部だけ正字(古い書体)で書く方もいます。こういうのもいちいち正しておりますが、手間取ります。
冬雷では、固有名詞を除いては正字の使用を避けて居ります。こんなところも御協力お願いします。

わく子が「そんなにくどく言うもんじゃないですよ、爽やかにね」って言うように手元で笑っているので、止めましょう。
締切日から選歌、テキスト打ち、編集、組版、校正、下版の流れをちょっと記しました。ほぼ一週間単位で流れて進行します。下版が終るのを待ちかねて、次号の投稿が届き始める、こんな毎日です。

12月号には兼目さんの文庫判歌集『天空』が付きます。
こちらはかなり時間を掛けて進めた書籍ですから、誤植は仕方ないじゃ許されません。何度もチェックし、複数の方の眼も通してほぼ完了して居ります。12月号の下版に先だって十月一杯には印刷所へ回す予定です。お楽しみに。

これからですが、わく子に手伝ってもらいコーヒーでも飲んでから、到着している方の歌の選を行なう予定です。

by t-ooyama | 2014-10-14 09:37 | Comments(0)

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