野村さんの歌集

野村さんが『春麗』に継ぐ第二歌集をつくられるので、その原稿の整理をお手伝いしている。
前歌集と同様に、ご本人の「書」を各扉に載せるもので、その見事な書を見せて頂いた。
こういう美しい文字が書けると、良いなあって真実思う。
今回は年別作品をさらに二つに分けて、各年二枚ずつの書が入る。
06年から15年までの作品だから、二十枚入ることになる。
歌集というと同時に「書の本」の趣もある。

06年は、ちょうど本誌がプリプレスデータの内製化を始めた年だから、それ以後となると一応すべてのデータを保有している。そうしたコンテンツの二次利用という意味で、こうした歌集作りの時等は役に立つ。わたくしは、そのデータをひとつずつ引き出して、歌集の原稿作りの元テキストを作製し、野村さんにお渡しした。
今回、そのテキストを自選再編した原稿が戻って来たので、その指示に従い、改めて10年間の全作品を纏め直した。
前歌集と同様にA5判ハードカバーの一頁四首組みとする予定。
書の入る中扉は、奇数頁から起こすので、歌の数の選び方によると余白が沢山出来てしまう。
それをなるべく避ける意味からも、ご本人の自選以外にも、わたくしの追加選した作品も加えることになった。野村さんの作品は、とても個性的なものが多いので、そんな人間性の濃く出た歌はできるだけ遺したいと思っての追加選である。

約三日かけて、本日できあがり、レターパックで送り戻した。
ご本人による最後のチェックを経て、あとがきや、表紙等の希望を考えてもらい、出版社へ入れることになる。たぶん、来月半ばには入れられることだろう。
今回も短歌研究社になるだろう。
完成は夏ごろになるのかな。

『冬雷の113人』に継ぐ「冬雷叢書」となる。
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by t-ooyama | 2016-02-21 23:19 | Comments(0)

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