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改善

少しでも、早く雑誌が出来るように、また、誤植が減るように努力いたします。
また、できるだけ特定のどなたかに業務が集まらないように、ご負担が掛かりすぎるようなことのないように、考えさせていただきます。
また、この部分はこの人しか出来ない……なんていうことのないように、あらゆる部分にバイパスのようなものを作っておきたいものと思い、着々と準備を重ねております。
どうぞ、ご安心を。そして、一層のご協力をお願いいたします。

このたび、選歌から割付、そして校正……下版に至るまでの過程を見直して、業務の分担化を進め、結果的に前述の雑誌の刊行を早めること、誤植を減らしていくことに繋げるべく、若干の改善を決定いたしました。
新年号より実施します。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

本日12月号の納本(製品見本)分が、わたくしの所にも届きました。
まもなく皆さまのお手元にも届くことでしょう。
お楽しみに。
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by t-ooyama | 2012-11-23 00:04 | Comments(0)

サバンナ マイ・メモリー

富川愛子さんの新著『サバンナ マイ・メモリー』(プチ★モンド発行所刊)を頂戴致しました。
有難うございます。
A5判168頁のソフトカバーです。定価1000円となっています。
富川さんが高名な文化人類学者の富川盛道夫人であることは周知のことですが、この本はその盛道氏との新婚時代に約8か月間、遠くタンザニアのマンゴーラ地区で暮らした日々の体験が生々しく再現されているエッセイと、その後の30年におよぶお二人の波瀾にとんだ日常が詩情豊かに語られて、ほのぼのと甘く、そして切ない記憶が綴られております。
詩歌文集ということで、冒頭には短歌作品もあります。
タンザニアのサバンナでの生活を回想しての作品を主に、最近の日常とおぼしき歌もちりばめられております。そういう作品が第一部として47頁まであります。巻頭は、

  眼前にこれぞサバンナ息づきてキリン、ライオン、象、ハイエナも

という写実眼が躍動しています。そして掉尾を飾るのは、

  若き日を恋ひ地球儀に探したり草葺き屋根に棲みしサバンナ

です。
2009年に作歌をこころざした富川さんですが、この本格的さには眼をみはるものがあります。もとより天性の才能もありましょうが、随分努力されたのでしょう。わたくしが選歌をして、冬雷に発表された作品もあるようですが、ここで初めて拝見するものも多い気がします。
それというのも、富川さんは2009年からNHK文化センターの短歌講座において、松平盟子さんの指導を受けていらっしゃいました。わたくしの印象では、この1年は特に長足の進歩を遂げておられて注目していたお一人でした。この事実を伺い「なるほど」と納得しました。
ということで、この本は松平さんのお勧めもあって出版に漕ぎ着けた模様です。
富川さんの短歌、そして人間味溢れたエッセイの数々は本当に読みごたえあります。松平さんの暖かい跋文も素晴しいものです。
冬雷の皆さまにも、この本の寄贈を受けられた方も多くいらっしゃることでしょうが、ぜひ広く口コミにても御宣伝頂き,お一人でも多くの方に読んで貰いたいものと願っております。
また、読後感などもぜひ、著者にお届けくださるようお願いいたします。

『サバンナ マイ・メモリー』をこころより祝福するものであります。
表紙カバーデザインをご紹介しますね。
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by t-ooyama | 2012-11-17 19:31 | Comments(0)

酸漿

   さにづらふ少女ごころに酸漿の籠らふほどの悲しみを見し 斎藤茂吉(赤光)

斎藤茂吉の歌にはいつも驚かされます。そして、いつも新しさを覚えます。
この歌もまた、中に籠められたモノ、情念のようなものが独特の雰囲気でもやもやと纏わりついてくるのでした。その歌によって異なるのですが、何かこう言葉になり難い、ふしぎな何かに柔らかく包まれてしまうような気持になります。
来年の冬雷の表紙絵はこの歌をテーマとしています。
うっすらと赤い袋を透かして、中がほんのり見えるように感じる美しい酸漿が繊細なタッチで描かれている、本当に素晴しい作品ですよ。
嶋田正之画伯が一年かけて構想をねっての作品でありますよ。
どうぞ、ご期待下さい。

短歌工房では、冬雷十二月号の仕事で追われています。
くれないの薔薇から葡萄へ。そして白桃へ。
新年号からは酸漿へ。
素敵なリレーが行なわれ行きます。
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by t-ooyama | 2012-11-04 18:42 | Comments(0)