<   2016年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

『怯むことなく』など

発行所に寄贈される歌集、または他誌の量がすごい。
できるだけ見させて頂いて、できるだけ感想などもお返ししたいものと思っているが、現実はなかなかできない。気持だけ先行して、体が、脳が働かない。
今日は来合いを入れて歌集や他誌に目を通す。
その前に『川又幸子歌集』の礼状がたくさん来ているので、それにも目を通し返信も書く。
この歌集については、これからどんどん舞い込みそうだ。

読み始めると、他誌は結構面白い。いろいろな雑誌がある。ダントツに分厚いのが「未来」。薄めの雑誌だけど、「柊」には、小谷稔氏や、横山季由氏の評論があって興味深い。「青南」には、百歳を越えられていらっしゃる清水房雄先生の月々の大連作が載っている。この精力的なお姿には頭が下がるし、刺激的だ。そうしているうちに「白南風」四月号を何となく見ていたら、何と「冬雷」新年号の紹介が載っている。3分の1頁を使っての記事であり難いことだ。担当の渡辺知英子氏に御礼申し上げる。今時分に礼状を出すのは妙なので、これはそっくり転載させて貰って、お礼としたい。先ず、ここで紹介したい。以下です。

c0216213_1447221.jpg


よく読み込んで下さっての紹介文で、感謝したい。嶋田画伯の表紙画について、立谷さんのコラムについても的確な紹介がある。作品も三者の各一首が載る。『那珂川』の大久保さんの歌も選ばれている。

また、「短詩形文学」編集部の下村氏から、懇切丁寧なお知らせと十月号を二部頂く。それによって『怯むことなく』の紹介があることを確認する。これは毎月寄贈頂きながらうっかり見落としていた。1部は大滝さんへ送る事にしたいがカナダは郵便事情が良くないので遅くなる。ここで大急ぎで撮影して、画像としてこのブログにアップする。大滝さん、御覧下さい。
それは作家としても、評論家としても高名な、水野昌雄氏による巻頭のエッセイ「戦後短歌史抄   作品と時代302」で扱われていた。まさか巻頭は無いだろうって、見逃したのかも知れない。
水野氏は、作品十首を上げて、著者の人となりを紹介し、「日本を見る目の知性のたしかなことは深く考えさせられる短歌である」とある。コラムに付いても「視野が広く文章が明晰、よく練れている。」と結んでいる。以下です。有難う御座います。

c0216213_1522159.jpg


冬雷から文庫やら、他の歌集やら、今年も複数刊行されている。発行所を受け持って注意して見て居ると結構たくさんの結社誌が、これらの書籍に対して有難い批評や、紹介を書いて下さっている事に気がつく。良いものはどんな形でも良いんだとする、歌壇の良識豊かな一面であろう。大滝さんの『怯むことなく』もその一冊だが、『那珂川』にしても、個性的で分り易く、誠実感一杯の姿勢が共感を呼ぶのだろう。こうした他誌には、気のつく度に礼状を出しているが、気付かずスルーもあるかもしれない。そういうのは失礼だし、残念な事になる。頑張って目を通したい。
冬雷短歌会文庫シリーズなどは、小結社のうちわの売り物でない刊行物である。なのに、何時の時も他の立派な歌集と同様に扱ってもらい、総合誌等にも批評を貰うケースも少なくない。有難く嬉しい事である。

冬雷でも、他の結社誌の展望を、そのうちに始めたい。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-30 15:23 | Comments(0)

歌集『駅』出来

先ほど郵便ポストを覗いたら桜井美保子さんの新歌集『駅』(いりの舎刊)が入っていた。
お話では結構厚くなって、わたくしの口の狭いポスト口には入らないだろうって言われていたが、それほどじゃなくてコンパクトな仕上りだった。

早速お祝いと到着の連絡mailを打って、ほどなく、ほとんどすれ違いのような著者からのmailが入る。
このコンパクトさは著者も驚いたようで、mailには、

 ページ数271頁ですが、薄くない軽い紙を使っているそうで
 分厚い印象はなく読みやすい感じでした。
 量ってみましたら重さ387グラムでした。


とあった。すぐ計測するのが如何にも桜井さんらしい。言外に愛する新歌集出来の歓喜が読み取れる。
本当に素晴しい本が出来て良かったですね。お目出度うございます。
本は以下の通り。

c0216213_2001650.jpg


著者を愛し敬い、良く人柄を知る娘婿のプロのデザイナーの装幀でとても素敵だ。
スクランプル交差点だろうか。忙しそうに、愉しそうに、或はゆったりと、歩く人。走る自転車、バイク。
皆うしろ姿なのは、往き交うじゃなくて、これから何処かに向かって、何かを目指して、進んでゆく、進もうとする人達のある日のある瞬間だろう。いつも前向きに頑張る著者に相応しい装幀だ。
この絵は扉にも使われている。

 汐見台郵便局まで徒歩五分晴れ渡る空見上げつつ行く
   積りたる落葉がにほふ散策路早足に行く人らに出会ふ
   駅に向ひ坂下るとき根岸湾の見えて心の明るくなりぬ


桜井さんのお近くの交差点なのかも知れない。こんなふうに親しく使う交差点。
この歌集は、本当に上質の生活感たっぷりの新生活詠の世界が描かれている。
良い歌集が冬雷からまた一冊世に出る。

著者も今夜はお祝いだろうが、わたくしも肖って、とっておきの酒でもだして、祝おう。
『駅』に祝福あれ。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-28 20:21 | Comments(0)

発送しました

十一月号と『川又幸子歌集』の発送がやっと終ろうとしています。
午前中にあらかじめ梱包を解いておいて、午後から皆で袋詰めです。
得意な体を使う作業で、良い汗を流しました。

c0216213_14493511.jpg


こんなどっさり感ですよ。ほぼ30分かけてここまで、やりました。
ちょうど10時50分なので、ここで駅まで迎えに行きます。

今月はボリュームたっぷりで遣り甲斐があります。
もくもくと、ひたすら遣る人、
ベチャクチャ喋り続ける人。「すこし手も動かしなさい」なんて言われる。
頑張ってほぼ90分。
やっと先が見える。
こんな感じで懸命作業です。
有難う御座います。

c0216213_14551341.jpg


じゃ、クロネコさんに電話して下さい、って言われて連絡すると、
今日は休日でもあるせいか「とてもこんでいて、車にも乗り切らない状況です。遅くで良いですか」って言われる。18時以降になると言う。
お疲れさまです。有難う御座います。

ということで、発送担当の皆さんを、先に駅に送って行くことになる。
その前にお茶を沸かしてひと休み。
軽井沢土産のハーブティーが好評です。
上品なひとときをすごして頂きました。

それにしても、こうして頑張って発送しているわけですから、
皆様、どうぞ冬雷を大切にお読み下さい。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-23 15:07 | Comments(0)

選歌の順番

大会が済んで一安心ですが、このイベントを挟み、いろいろ落ち着かず選歌も身が入らず溜まってしまいました。大会後の17日締め切りの原稿がひとつあって、先ずこちらを優先してやりまして、やっと日常の選歌の時間が参りました。でも、その中にも今日はM病院へ行かなきゃ、とか、車の一年点検もしなきゃ、とか慌ただしさは変りません。そんなうちにやたら体がだるくなり、熱を測ったら7度8分の微熱。集中できないのはこれが原因かなと考え、薬とお酒少々飲んで昨夜は寝ました。
お陰で今朝は比較的さわやかに起きられました。
十時頃にクロネコから電話。
いらっしゃいますか? ではお荷物をお届けに参ります。
とのこと。
十一月号が納品されました。今月は頁数が本文72で薄いので、段ボール箱二つで収まりました。
手持の『川又幸子歌集』が段ボール六箱分残っているので、これを合わせて、日曜日に発送致します。
搬出する時は段ボール箱8個くらいになるので、クロネコさんも眼をシロクロだと思います。
頑張ります。

さて、溜まった選歌原稿ですが、明日中には済ませて、平塚へ送りたいと思っています。
もう少しの所です。
選歌ですが、わたくしの段取りでは、先ず「添削希望の手書き原稿」を一番目にやります。
続いて「添削希望のmail原稿」です。
そして、返信を要さぬ手書き原稿へ移ります。
ここまでは急ぎの仕事で、目標は二十日です。今月は二日遅れました。関口大兄にお詫びです。
以上の原稿を整理して、平塚へ送るわけです。
こんな書き込みをしてる暇があったらどんどん選歌をすれば良いのですが、なかなか集中心が生まれて来ません。気分が高まるのを待っています。

そして、最後にmailの原稿を選歌します。
ということで、mail投稿の方で、コメントが欲しいと希望される方には、いつも大変遅れて失礼しています。ごめんなさい。

今の所、熱は引っ込んでいるようで、体調は普通です。
どうぞご心配なく。

こんなのいつものことですから。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-21 20:24 | Comments(0)

大会でした

本日は晴天の大会で、とても充実の一日でありました。
早朝からの種々のお手伝い、有り難うございました。
お陰さまで内容の濃い大会となりました。

新しい方や、初めて参加の方も多く、新鮮な時間が流れました。
課題も少なからず生まれでて、これらは来年に向けて考えたいと存じます。
課題が多い方が、それだけ伸びシロが在ると言うことです。
来月の例会後の「反省会」で話し合えるかもしれませんね。

下は会場入口の様子です。

c0216213_0135662.jpg


そして、いつも川又さんがおすわりの席には、大塚さんが用意された美しい花が輝いておりました。
お写真も飾られた席には、会場にて配られた『川又幸子歌集』も備えさせて頂きました。

c0216213_0175100.jpg


皆様、本当に有り難うございました。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-17 00:17 | Comments(0)

十一月の例会は、大会の反省会を行います

本日は校正担当が集って作業をしています。
大会もまだ来ていないのに早いのですが、十一月の例会は通常の批評が総て終了後に、引き続き、大会の反省会を行うことになりました。大会での熱気が冷めないうちに、来年に向けての建設的な反省会としたいものです。いろいろお手伝い下さる皆様、詠草批評担当される皆様、お一人でも多くの参加を得て、力強く来年に向けて踏み出したいと思います。
係の方で、お弁当の用意もありますので、来月の例会に限り出席希望者は、事前お申し出が必要です。
以下の要領ですから、宜しくお願いします。

冬雷本部例会のご案内

11月13日(第2日曜日)。
第6研修室 午後1時~5時迄
*出席者の批評終了後に「冬雷大会反省会」 を行います。お弁当を用意しますので、出 席者は事前に事務局まで申し出て下さい。


*会場は、ゆりかもめ「豊洲」駅前
「豊洲シビックセンター8階」です。


となります。

が、先ずは来たる16日の「大会」を成功させるのが先ですね。
いよいよ迫ってきましたが、楽しみにして居ります。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-07 14:44 | Comments(0)

和紙の里

創展で展示してあったちぎり絵の「東秩父村の春の山里」を観たこともあって、ちょっと「和紙の里」へ行こうと思い立った。
細川紙で有名な和紙の里は埼玉県東秩父村にある。
小川町の中心部を通り抜けて、槻川に沿って遡行するかたちになるのか、かなり走る。大昔に友人の結婚式に招かれてこの道を走った記憶が過る。あまり変っていないようで細部はかなり変貌しているようである。創展の嶋田画伯のふる里と聞いているこの地だが、イメージしていたのは山道へ入って行くのだろうという感じだったが、違っていた。「和紙の里」は、この大通りに面した平らな所にあった。
ちょうど大掛かりな工事中で、入口付近は騒がしかったが、奥に進むと寛く静かだった。

c0216213_10382889.jpg


この建物の中で、実際の作業が行われている。
見学の小学生の群が次から次へと回って来る。所定の費用を出せば体験することもで出来るようだ。
独特の匂いが立ちこめている。

c0216213_1042287.jpg


裏へ抜けると寛い庭となっていて、ここで研修を希望する方には宿泊設備も整っている。
山よりの小高い所に、かつてこんなふうに紙を漉いていたという農家が移築されている。
近寄るとこんな具合だった。

c0216213_10444712.jpg


懐かしいような古い日本の農家の趣である。戸や窓を開け放ち解放的ではあったが、家の中は証明を点さねば暗いと感じるほどである。広い三和土の上に道具を並べて、紙漉き作業をしていた様子が想像出来る様にいろいろな展示物があった。

「和紙の里」は美しい自然の中に溶け込む様にあるのが素晴しかった。
[PR]

by t-ooyama | 2016-10-06 10:52 | Comments(0)