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創展を観る

本日午後から有楽町へ行って創展を観ました。
会場には山﨑英子さんがいらしてご挨拶申しあげました。
九十半ばと思えないお姿でお一人でおこしとの事です。素晴しい事です。

さて創展では嶋田さんの「寂韻」を観ました。
以前拝見した連作

     静寂                     嶋 田 正 之
槻川の冬の岸辺に独りきて鎮もる水面を画帳に写す
岩影を映し水澄む川底の深きところはあくまで青し
静寂を描かむとして訪ひくれば迎へくれたる透明な景
遠き日にロケに来たりしその記憶たがはずにある有難さかな
故郷の遊びし川の下流なりこれより先は都幾川に入る
日溜りに腰をおろしてじつと聴く梢を渡る小さき風音
遠くよりせせらぎの音絶え間なく時折小鳥が相槌を打つ
あふぎ見る櫟の先の紺碧に美しく乱るる白雲の浮く
鉛筆を握り歩めば道の辺に与謝野晶子の槻川の歌碑
「槻の川赤柄の傘を」詠はれし赤松はいま数へるほどに


これが絵の背景となった歌です。
一首目から三首目までが、今回の絵そのものです。下に貼付けます。

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美しい水の静寂です。美しい緑色の「韻」が醸し出されます。
嶋田さんの絵には美しい緑色が印象的ですね。
生れ故郷の東秩父村を流れる槻川が、慈光寺の下を流れて来る都幾川と合流するところだそうです。

創展では今回も左時枝さんの絵が迫力有ります。強烈な赤です。下です。

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「花言葉    恋にもだえる心」と題されています。
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by t-ooyama | 2017-04-26 20:39