近況報告

皆様お元気ですか。

今日は三月号の発送で、小林、森藤のお二方と頑張りました。
すでにネット上では公開ですが、ペーパーではあと二日程で会員の皆様のお手元に届きます。
特集『川又幸子歌集』からの「この一首」は総数15頁ですが、これが実に素晴しい。密度の濃い出来栄ですよ。本文フォントを9ポイントにしましたが、もの凄く読み易いです。品格のあるレイアウトだと思いました。やや自画自賛ですみません。

実は来月の5日に横浜に参り、「沙羅」主宰の伊藤先生の「良寛会」に招かれて
「歌人 川又幸子の歌と生涯」(わたくしがつけたのではありません)
という講演を致します。
丁度良いので、この特集号をテキストの一つとして持参して、いろいろ話して任務をこなしたいと思います。「良寛会」には旧「水門」の方も多数いらっしゃるようで、わたくしなどより川又短歌に詳しい方もいそうですから、そういう方が講演されれば良さそうなのですが、伊藤先生から直接依頼されますと、引き受けざるを得ないものがありました。

木島茂夫先生亡き後の冬雷を、川又さんは全力で護ってくれました。有難うございます。
その川又さん亡き後の冬雷には、ぽつりぽつりと冬雷を去る方も出始めております。まあ精神的支柱が折れてしまい、どっと崩れ落ちる何かに抗えず去って行かれるのだろうと心情察するものがあります。
今日も発送作業中に電話がかかって来て、川又先生もいらっしゃらなくなった冬雷を退会したいという申出を受理しました。今迄どうもありがとうございました。
そういう方々の御健康、御健詠を心より祈念致します。

わたくしも今年の十月で「ななそじ」です。つまり「お爺ちゃん」ですね。いま、父が最期を遂げた「齢」を生きております。一日一日が、父を想起しながらの日常です。此所を乗り切ったら、次は長兄が亡くなった「71歳」が目標です。
そんなことをだらだら喋りながら発送作業をしていたら、
「大山さん。わたしより先には逝かないで下さいね。先に逝かれちゃ困っちゃう」
と言われてしまいました。
何が困るんだかは知りませんが、冬雷の編集室をどなたかへきちんと引継いでからの予定なので、御安心下さい。そういうところって、わたくしは確実にやるキャラです。

お二方を駅までお送りしてから、帰りに洗濯物をクリーニングに出し、さらにスーパーに寄って、血圧を測り、豆乳とヨーグルトを買って戻りました。
最近食生活を改善して、血圧を70〜110レベルまでに戻しました。低血圧から脱却。
やれば何でも出来るもんですね。

だらだらの近況報告になりました。
[PR]

# by t-ooyama | 2017-02-24 23:35

3月号校正了、そして今後の特集号の予定

今日は四人で校正をしました。
3月号には特集

『川又幸子歌集』から「この一首」

です。60名近くの会員の皆様からの「この一首」は読み応えありますよ。
詠み易さを考慮して、通常の本文散文頁で使う8ポイントではなくて、9ポイントに上げました。
特集末尾に赤羽佳年氏の評論、

「川又短歌の教えてくれるもの」

が付きます。総数15頁の特集です。お楽しみに。

これから暫くは特別な記事が続く「冬雷」です。
四月号は野村灑子歌集

『美しいもの捜し』(短歌研究社刊)

の批評特集。
そして五月号には、

栗原サヨ    荒木米子    追悼号

です。
こちらの追悼文締切は3月15日必着でお願いします。

冬雷から歌集三冊を出している荒木さん。
そして98歳という御長命を見事に生き貫いた栗原さんを偲びます。
特に、多摩支部の皆様、旧毛呂山支部の皆様、どうかお二方の人間として、歌人としての足跡を振り返って下さるようお願いします。
冬雷ホームページでもいろいろ語られる事の多い故人を冬雷誌上でも偲びたいと思います。

ということで、予定していました桜井美保子歌集

『駅』(いりの舎刊)


の批評特集は4月15日締切の六月号となります。
こちらもたくさんの批評文、感想文を募集します。

今日は校正作業に時間がかかり、19時に終了。皆様、お疲れさまでした。
編集室ではレギュラーの作業と並行し、
冬雷短歌会文庫025、小川照子歌集
c0216213_2110560.jpg

『柊の家』

も下版間近です。
こちらは本文内に写真が多く入るので、その再現性を考え、本文用紙をコート紙に替える事も視野に入れています。文庫もいろいろ新取り組みが多くなります。課題は多いですが、出来の喜びもまた一入です。
現在のイメージですが、こんな表紙が浮かんでおります。
お楽しみに。
[PR]

# by t-ooyama | 2017-02-06 21:15

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
晴天の元日でした。
良い一年の始まりを予感します。
皆様と、そういう年にしたいですね。
どうぞ、ご存分にご活躍下さい。
それが結局冬雷を引っぱることになります。

『川又幸子歌集』に

元旦に校正届き先づ始む指無し手袋探して嵌めて

というのがあって、これぞ冬雷だって思いました。
他の結社誌では間違ってもこんなことは無いでしょうね。
印刷会社が元日に校正を届けるなんて仕事をする訳が無いからです。たいてい「元日」四五日前には仕事納めをしていて、業務の空白日が七日から十日はある期間です。
冬雷は編集室がフルタイムの現役だった関係で、その暮の休日の期間が最も集中して作業が出来る環境にあったので、大晦日に初校発送して、自分の正月休暇に入るというのが常でした。
編集室も現役引退して、年金生活になりましたが、やはり年内初校、正月明けに校正日設定というスケジュールじゃないと印刷製本に間に合わないということは変りありません。
この正月は、30日に2月号初校を発信(係の方にデータでお届けします)でした。
皆さんと集って校正するのは松飾りのとれたころでしょうか。
多少、仕事の進め方は変化しても、川又さんが歌っている元旦に校正が届くのは、今年も継続ですね。
こうした蔭の努力があって雑誌は遅滞無く刊行されるのです。
恩着せがましくいうのではないのですが、どうかこうした努力に免じて、細やかな編集エラー等には大目大耳に願います。

今日は二日です。
どうぞお正月の愉しい団欒をご堪能されんことを。
編集室は先ほど仕事始め。
ポストには寄贈他誌20程。
三月号用の投稿2通。
皆様からの年賀状000通。
有難う御座います。

今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

冬雷編集室
[PR]

# by t-ooyama | 2017-01-02 18:12

発送しました

今日一月号を発送しました。
クロネコさんも超多忙期で午後5時過ぎに取りに来てくれました。事務局が対応。一日前倒しで先月分の集金もしてもらいました。お疲れさま。
ここにも既にアップ済みの表紙絵ですが、あらためて本刷りの桜を見ると、また趣が違います。
やや全体がぼっとかすんで、深く沈み込む感じです。色合いがやや青みがかり、暖色系が抑えられ、クールな桜となっています。下です。

c0216213_2043029.jpg


新表紙絵は、嶋田画伯のご好意で事務局が自宅に飾るようになります。
原画を見たい方は白鳥の事務局のご自宅へどうぞお問い合わせを。
ちなみに本年の表紙絵は新発行所が頂いて飾ってあります。新発行所には他では『冬の雷霆』の表紙絵「寒の椿」の原画と、故加納久画伯作の「朱の諏訪湖」の原画もあります。
御覧になりたい方はどうぞ。

さて新年号ですが、新コラムの「身体感覚を歌う」が十回目。こちらも『怯むことなく』に勝るとも劣らない評判です。こちらは完全なる橘さんの歌論です。
十回目は、一年間の闘病生活から復活した小久保さんの作品を取り上げます。
あの一連には作者の良い面、優れた感性が十分に出ておりましたが、そこを確りと捉えて鋭い指摘、展開が見事なコラムです。使われた原写真はカラー物で、シャドウよりの暗めの微妙な階調があって、再現困難という判断でしたが、Photoshop加工で頑張って、どうにか判別出来るレベルになりました。
一点の光(陽か月か)をバックに細枝を広げる樹木の梢が写っています。この細枝の尖端がちょうど人の脳細胞の震えるような神経シナプスに見えるというところからの写真なのです。橘さんは、

脳が必死に損傷の修復を図り、樹状突起を伸ばしシナプスを形成しているのか。

と、コラムの中に写真採用の意図を記しています。
如何でしょうか。ここに大きくアップしてみます。

c0216213_216190.jpg

c0216213_2185946.jpg


これです。
橘さんから貰った原写真(下)と、わたくしが加工したモノクロ版(上)です。どこまで再現が迫れたでしょうか。

   カレル橋むかしむかしに渡りしを胸疼
      かせて又渡りゐる
      花の街十日ばかりのエトランゼ鐘を聴
      きつつゆつくり歩く      小久保美津子
 一年前、不慮の事故により脳に重い外傷を負い、久し振りに「冬雷」に復帰を遂げられた小久保さん。清々しい詩情が溢れる歌。と同時に何か深い感情のうねりのようなものを感じさせる。雑念から解き放たれ、ひたすら感性にのみ意識が集中するゆえか。
     手術後の坊主頭を撫で呉るる主治医と
     ナースと夫と孫と
     病葉の前頭葉と側頭葉わが身にありて
     一年あまり
 過酷な手術に耐えた小久保さん。労る人々の優しさに心うたれた。その後の一年余りをどれ程苦しみ努力されたのだろうか。


と、書かれています。脳細胞は極めて繊細です。あくまで慎重なリハビリが用意されています。
リハビリの辛い日々のなかで、順調に回復の色合いは見えるようです。
[PR]

# by t-ooyama | 2016-12-24 21:44

本年最後の発送作業

ローヤル企画様より連絡が入り、明日の午前中に納品されるそうなので、
午後より、一月号の発送作業を致します。
このホームページ御覧の方はもうお読みなので、特別有難い情報でもないのでしょうが、殆どの会員の方は、ここを御覧になっていないと思いますので、雑誌の到着を首を長くしてお待ちです。急がねばなりません。

『怯むことなく』が好評なので嬉しいですが、あの本のフォントじゃ正直読み難い。
それもあって、電気書籍的にしてアップすれば、読者が拡大自由なので読み易くなると思いました。
冬雷ホームページに暫く載せておきます。
ひろく読んでもらいたいですね。
[PR]

# by t-ooyama | 2016-12-23 12:00