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青天の富士

お早うございます。
今日は晴天で、窓には冠雪の富士山が輝いています。
青空って気持が良いですね。

この編集室にも年に幾度か訪れる方が居ります。
今朝は年に二回見える消防の立ち会いです。委託業者の方が火災報知の室内器具を点検に参ります。
このところ同じ方がいらっしゃるので、お顔なども覚えました。その点は気が楽なのですが、前日より、点検に備えた大掃除などをします。古い建物でリフォームもしないから部屋中何かくすんでしまい昭和40年代の趣なので、掃除機をかけたり、散らかった書物や雑誌や紙屑などを整理して窓も開放、少しでも爽やか感を演出して待つのです。
朝目覚めると同時に窓の全開です。
ぶるんと冷えますが、富士山に頭を下げて気分は爽快です。

病気をしてその対応を優先していた頃は、留守をしがちの編集室でしたが、最近は半分以上はここに過ごします。毎週定期的に「しなければならないこと」が発生します。いかにちっぽけな雑誌といっても、月刊誌というのは毎日が編集日なのです。企画、選歌、割付、組版、校正。その間に、頂いたお便りや外部からの寄贈書籍の御礼状なども書きます。結構多忙です。

今年はこれで点検等で訪れる方はないと思いますが、住民の皆さまとの年末大掃除も控えています。
民生委員らしき方から、高齢者の調査のようなものも確か最近参りました。
半分は不在の身なので、いろいろ不義理をしています。

ここを人並みにリフォームすることも考えますが、そうすると、いよいよ本格的に編集室住まいに決定することになるので、課題も山積です。

美しい富士山が青空のなかへ、すーっと輝きながら溶け込んでいくのが見えます。
あーあ、やはり富士山って、でかいよなあ。
あんなふうに、きわめて自然に、注目されながらの自然に、堂々と、周辺の環境に溶け込んでいく。
素晴しいことです。

# by t-ooyama | 2013-11-23 10:33 | Comments(0)

新年号について、他

事務局の報告によると12月号の発送が済んだようである。
PDFでのHPへのアップも間もなくだと思う。いろいろの方に頑張って貰い冬雷は運営されている。発行人には勿論、事務局、広報、そしてお手伝い下さるMさんSさんにも感謝である。
12月号には本年の「編集委員会賞」の発表も行なわれている。高橋さんに決定したが、その選考資料なども掲載した。来年の2月号に、受賞後第一作として20首を掲載予定である。こちらもお楽しみに。

新年号からの表紙絵は、前にもここに書き込んであるが、嶋田画伯の「富士山」となる。印刷所へはすでに入れた。最後まで迷ったが、結局はいままでとおなじ用紙を使って印刷することにした。現行の用紙はとても上品で柔らかく評判がとてもよい。本文用紙ともよく馴染んでいる。それを変えるとなると本文用紙も変更を余儀なくされる。評判が良いことを決め手に、富士の画を今の用紙に印刷することを選択した。鮮やかな空のブルーなどをローヤル企画さんがうまく再現して下さることを祈っている。

103歳でお亡くなりになった日下部さんの遺稿が発見された。御息女の夫佐さんからそれをお預かりしている。また長老の田中さんからも追悼歌が別に届いている。これらをどこかで発表したいのだが、1月15日締切で、会員の皆さまからの追悼文を募ることにした。ご一緒に勉強されていた「ホッとする会」の皆さまには特にお願いするが、どうぞ何かお書き頂きたい。
冬雷短歌会文庫016の『相生坂』の批評特集の締切も1月15日である。こちらも沢山の御批評をお願いしたい。

いよいよ師走である。
お風邪などご注意下さいね。

# by t-ooyama | 2013-11-22 17:57 | Comments(0)

スポーツ

ゴルフの話。
女子プロツアーの横峯さくらが4勝目をあげて賞金ランクのトップに立った。昨年は未勝利で今年はすでに4勝目。何が変ったのだろうか。
久々にテレビでそのプレーぶりを観たが、何かひとまわり小さくなった感じがした。パットのスタイルは今まで以上にソフトになってツッと押し込むように叩く。その時に上体がしなるようになっていた。
小さく感じた体型は、摂生と節制を重ね絞り上げた成果かもしれない。或いは悩み苦しみつつトップを極めるものの誰もが味わうところというものだろうか。
何より驚いたのはスイングに入るアドレスの変化である。
左肩が異様に吊り上がり、鋭く尖った感じになっていた。あの状態から、小さくバックスイングに入り強く打ち込んでいく。体が右側に流れないようにする対応なのかもしれない。体の回転を鋭くして、本人の言う「振り遅れない」環境を作る。そういう工夫が感じられた。
何でもメンタルトレーニングを取入れていると言う。「OKラインを下げる」ということらしく、過度に自分にプレッシャーをかけずに現状をプラス思考で分析するらしい。
まあ、結果が出ているので、フィットしているのだと思う。

フィギアスケートの浅田真央を「修行僧のようだ」という声もあるようだが、あのように華麗に見える競技でもトップスターともなれば修行僧と変らない自己統制が必須ということだろう。

心技体という。
男子ゴルフの大型新人松山秀樹は「体」を少し痛めて小休止である。
逆に何かと比較され始めて来た石川遼が、久し振りの国内ツアーで、1打差の2位で注目を浴びた今週であった。

わたくしはスポーツが大好きである。

  人生はスポーツだ。

と言って、洗濯物を目一杯吊り下げた物干竿を、頭上に高々引き上げる若い主婦の微笑ましいCMの映像が蘇って来た。

# by t-ooyama | 2013-11-19 11:49 | Comments(0)

御礼と報告

今日は東陽町での冬雷大会でした。
役員の皆さま、ボランティアの皆さま、またパネラーとして批評等を担当下さいました皆さま。
有難うございました。お疲れさまでした。
お陰様で、年一度の「お祭り」が盛会のうちにお開きとなり、ただいま帰宅致しました。
今年は52回目という大会で、今年もたくさんの新しい友人を得ました。遠く福島や新潟、栃木や茨城や静岡や岐阜や名古屋、大阪からの参加もあり、久し振りにお会いした方もあり楽しい時間を過ごしました。皆さま本当にお世話になりました。
直感ですが、新しい時代を予感させる新風のようなものが吹き始めた気がします。
そういう風の源を大切にして、大きな渦巻きに育てあげたいものです。
また、
本日はっきり見えたことを二つばかり。
来年の冬雷表紙絵は「富士山」です。嶋田正之氏渾身の「富士山」が短歌工房に届きました。
これを一年間飾らせて頂けることに大いなる歓喜を覚えます。この富士山にふさわしい作品で冬雷を満たしたいものと真に思います。頑張りましょう。
また、
冬雷待望の連載として水谷慶一朗氏による「人間佐藤佐太郎論」(仮題)の見通しがつきました。これを巻頭に据えての編集イメージを掻き立てているところです。
どうぞ合わせてご期待下さい。
先ずは御礼と報告です。

# by t-ooyama | 2013-10-13 22:05 | Comments(0)

上野に行きました

今日は午後から外出。
上野公園のなかの東京都美術館で「創展 第47回」を観ました。
お目当ては嶋田正之さんの『悠久の軌跡」です。

光と水の深みのある輝きが、雄々しい荒岩に反射して、鋭くその一部を削ぎ落しているようでした。
土台となっているのは、以前観たことのある「冬の長瀞」のようです。
悠久の時の流れは、連続する時間の中で、さまざまな表情を見せます。
ゆったりとばかりしていられません。
時にはその環境に反映して、こうして痛々しい繊細な「こころ」もあらわにしてしまう感じ……というか、何かと厳しく闘っている時間が切り取られいました。

上野に行きました_c0216213_2093770.jpg


会場を出て駅へと向かう途中には、大きな公孫樹の木が幾つもあって、その殆どに、たくさんの銀杏が垂れ下がっています。あまりに実が重いので、枝は下向きかげん。
みどりの公孫樹の葉っぱと、ほどよい色づきの銀杏が、青空の下でそよいでいました。

# by t-ooyama | 2013-09-30 20:09 | Comments(0)