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眼鏡を新しくしたけれど

今日は新しくした眼鏡を掛けてみました。
少し度が上がっているのでご用心、と店の方に言われて「ハイハイ」と二つ返事(これがいけなかった)で町に飛び出しました。空を仰ぐとぱっと明るくなって鮮明に見えます。並木道の冬姿の枝にぶら下がった蓑虫までがはっきりと認められました。いいな~って感じで、ふと足元を見たら、目がくらくらとしました。何か波の上を歩いている忍者みたいな気分でぼんやりふわふわな感覚。階段にきたら、もう恐ろしくなって首をさげて焦点を合わせないと歩けません。
そうだ眼鏡を外せばいいんだと気がつくまでとても恐ろしい体験をしました。
この眼鏡に慣れるまで、まだまだ時間が掛かりそうです。

本当にぴったり合う眼鏡なんて無いのでしょうね。
左右1・5の視力を誇っていた頃が懐かしいです。
思えば、歳をとったものですね。

自分の眼球が焦点を合わせることを忘れたのだから、
目の位置を自分で動かして焦点を合わせるしかありません。
環境に順応して生きなければ、人間も進化しないのです。

この眼鏡を掛け続けて、あるときピーンと焦点があったものを材料に短歌を作るってのもいいですね。
今日は、そういう意味で道路を跳ね飛ぶ「セキレイ」が非常に印象に残りました。
よし、あいつの魂を吸い取り尽して「トリガラ」にしちゃうほど歌ってやるぞ。ふふふ・・・
という気分になりました。

by t-ooyama | 2010-03-11 18:51 | Comments(0)

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