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はじまりの日

今日わたくしは、池袋に行ってまだうす闇の駅前を歩きました。
夜中から雨の予報で、なるほど空はどんよりと重たく覆いかぶさってきます。
デパートに行って、オルゴールでも買おうかって思っていたのです。
できたら北原白秋の「この道」なんかいいなって。

 ♪ この道は いつか来た道
   ああ そうだよう
   お母様と
   馬車で行ったよ

というような(結構いい加減ですみません)美しい歌です。

見つかりませんでした。
ついでに寄った本屋さんで、
これまた美しい絵本を見つけました。
ばらばらめくって読んで、すぐ購入しました。
ボブ・ディランの『はじまりの日』です。
帯には、名曲「フォーエバー・ヤング」の絵本! ボブ・ディランの半世紀の道を一緒にたどってみませんか?
アメリカ生まれの詩人アーサー・ビナードによる歌える日本語訳!
とあります。絵はポール・ロジャースです。

  きみが 手をのばせば しあわせに とどきますように

  きみのゆめが いつか ほんとうに なりますように

  まわりの 人びとと たすけあって いけますように

  星空へ のぼる はしごを 見つけますように
  ☆

  やくそくを まもって うそを きらいますように

  このひろい 世界が きみの目に 光りますように

  背を まっすぐのばしても いつでも 勇気がもてますように
  ☆

  君の手が ずっと はたらきつづけますように
  きみの足が とおくまで 走っていけますように

  ながされることなく 流れを つくりますように

  きみの 心のうたが みんなに ひびきますように
  ☆

こうした「祈り」にみちた短い詩に見開きの絵がほのぼのと展開されます。
☆印の場所に同じく見開きの頁があって、

  毎日が きみの はじまりの日
  きょうも あしたも 
  あたらしい きみの

という、すこし長めの(そうでもないか!)詩が挟まれています。
リフレインという趣で・・・じんときます。
そして、さいごの見開き頁には、主役のボブ・ディラン(とおぼしき青年)が、小さな女の子に自分のギターを手渡す輝いている絵です。最後のページに添えられて居るのは、これまた短く輝く言葉、

  はじまりの日

なんですよ。
どうですか、みなさま。素敵じゃありませんか。
30cm×35cmほどの四角い本で、とてもうすっぺらな本文を、これまた美しく希望に富んだハードカバーで覆っています。うすく大きな本、という感じです。絵本ですからね。

  毎日が きみの はじまりの日
  きょうも あしたも 
  あたらしい きみの

わたくしは、この言葉にすっかり勇気付けられました。
いまが遅すぎるということはない。
自分がその気になれば、いつでも、今すぐでも、62歳の今でも、
はじまりの日とすることができるのです。
遅すぎた、なんてのは所詮言い訳なんですよ。

頑張りましょう。
ということで、収穫のあった素晴らしい日でした。

by t-ooyama | 2010-03-18 22:14 | Comments(0)

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