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ルリュール工房作品展

わたくしが手作り製本を学んでいるルリュール工房で、いま受講生の作品展をやっています。
ちょっと寄って見学してまいりました。
予想していたより静かで(と言うより、わたくし一人しか居なかった)会場にいらした講師の先生にたまたまお会いしました。

あっ、こんにちは。
いやあ、しばらく休んじゃってすみません。
いいえ、どうなさったんですか? 
まあ、ひとつの壁で落ち込みました。
あれは結構難しいですからね、でも、続けた方がいいと思います。
指先が不器用で細かいのは駄目ですね。
そんなことはありません、大山さんは器用な方だと私は思います。
そうですか? 
はい。
でも、この世界って圧倒的に女性が多いですよね。
そうですね。

妙な会話が交わされて、結局わたくしは、四月からの再起を決めました。
わたくしの教えていただいている講師の先生は30代の若い方です。そうしたら会場にもう一方いらした少し年上らしい女性が上品な微笑を浮かべて、

頑張りましょうね・・・

って、励ましてくださいました。
この方は講師の先生の「先生」だそうです。とすると、わたくしは「孫」弟子・・・となります。

会場には花のように美しい作品が皆立ち上がって並んでいます。
これ以上のおしゃれはできそうにない・・・というくらいに厚化粧で・・・でも清楚なんです。
やはり本は「花」があっていいけど、男性的な作品が見当たらないのは寂しいな。
そうか、じゃ、わたくしが腕をあげて「男性的」な「男がぎんぎんする」作品でも作るかな~なんて思いながら会場を後にしました。
いまは穴の時間帯です。これからたくさん見えますよっていう話です。
ひとりふたりと見学者が現われ始める会場でした。

製本家になろうという気はないのですが、入門コース程度はやり遂げたいものです。
冬雷50年分を「合本」して、書棚にならべたいと思っています。
頑張らなくっちゃ・・・

by t-ooyama | 2010-03-26 23:16 | Comments(0)

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