人気ブログランキング | 話題のタグを見る

歌会レポート

歌会すんで日が暮れて、ながながメール打ちまくり、噫何という食い違い、打てども打てども「君の名は」、すなわち寸差のすれ違い、どちらが春樹かまち子かと、バカバカしいほど苛立って、えい面倒と茶碗酒、呑んでごろ寝を決め込み候・・・

  反歌一首
 
  あかねさす昼ぬばたまの夜へ渡り吹く熱風はなほ鎮まらず
  

密度の濃い歌会だった。
嶋田正之氏の

 そそくさと猫よ逃げるな立ち止まれ俺の眼を見ろ話せば解る
 頼むから庭にゆまりは止めてくれこの梅雨時は尚更のこと

には、恐れ入った。猫と話し合いをしようという男。話せば解るって信じてる純情が可愛い。
裏切られて、わたくしのように「呑んでんでごろ寝を決め込み候」って状況にならないようにね。

 幼き日添へてもらひし母の手に吾が手をかさね「光」と書きぬ

この酒向陸江さんの作品の「光」という文字が素晴しい。涙が出るほど良い歌だ。

by t-ooyama | 2010-09-12 23:16 | Comments(0)

<< 雨男復活 のんだくれ・・・ >>