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再び冬雷の表紙画

昭和47年の表紙画も亜伊茂樹清作品であった。
数年続いたが、この年をもって亜伊は表紙画を書かなくなった。
木島先生の話だと「女流歌人の多くから、気持悪い」と言われるんで、ということだった。
稲妻や雷神を描いていた頃はまだ愛嬌のようなものもあったが、だんだん「奇」な部分が表に出始めたのでそういう印象を与えたのだろうと思う。
女流に気持よくなってもらわないと、冬雷の将来はない。それは昔も今も同じだ。
女流の声にはわたしも従う。

でも、やはりこれは、並の画家の作品じゃない、命がけの何か、パッションを感じる。インパクト強烈である。それは、亜伊がこののちに歩んだ行動する画家としての歴史が証明している。

わたし個人は、冬雷に亜伊の作品が使われたことを多いに誇りに思っている。
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by t-ooyama | 2016-03-03 12:47 | Comments(0)

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