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冬雷では「先生」と呼び合わない

五月号はお手元に届いたでしょうか。
このところ新入会の方が多くて、作品三欄は花一杯の賑わいです。
担当選者の事情があって、わたくしが代役をしていますが、交替直後に、こうした賑々しさに直面すると何だか嬉しいですね。最近の傾向としては、ホームページを見ての切っ掛けが多いようです。
数年前投資をして専門家に委託して開設した第二次のホームページですが、ここにきてやっと閲覧者層が厚みを増して来て、冬雷の個性を広く伝えられているのでしょう。
冬雷は代表者を含めて全員会員制です。代表者も毎月規定の会費を納めています。多くの結社誌のように主宰者オーナー的なワンマン運営は致しません。編集発行人は、会員のお一人お一人がその熱意を込めて作った作品を、最も輝く方法で掲載する事をいつも考えています。冬雷に歌を出したいと、真に願う雑誌にしたいものと思っています。
冬雷では余程の事が無い限り「先生」と呼ぶことを控えています。一般には「さん」づけで呼び合います。
どうぞ、今後とも軽々に「先生」と呼び合う事はお控え下さるようお願いします。

   先生とよぶなと都度に言はなくなり歌作り歌選び会社にも行く

と、以前わたくしは作りましたが、あまりシツコク「言うな言うな」と言うのも嫌味なので、成り行きに任せるようにした時期がありましたが、最近は呼ぶ人が増えつつあるようなので、もう一度申します。
大山を先生と呼ばないようにお願いします。
嬉しいことに、最近の新入会の皆様には、「先生」って言う方が少ないのでホッとしています。

   宗教の筈はなけれど冬雷に携はり来て修行の如し

十五歳から始めた短歌ですが、現在68歳。まったく修行のような毎日でした。
ずっと長い間、冬雷最年少であり続けましたが、このところやっと、年下の会員の方がたくさんいらっしゃるようになりました。是が自然なんですよね。

   茂吉われ六十九歳の翁にて機嫌良き日は納豆など食む(記憶のママ)

と歌った斎藤茂吉は、見て然るべき立派な翁の風貌をしておりました。
その点、わたくしなどは貧相な爺様って感じなのが、違いかな。

by t-ooyama | 2016-04-26 22:47 | Comments(0)

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