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歌集『駅』をいりの舎さんに入れる

今日は桜井さんの第三歌集『駅』の原稿を「いりの舎」さんに入れました。
いりの舎さんは、元「短歌現代」編集長の玉城入野さんが「短歌新聞」幕引きの後に設立した短歌総合誌「うた新聞」の発行元です。「うた新聞」はタブロイド判の月刊紙で、前「短歌新聞」のパターンをほぼ踏襲しています。五年目を迎え50号を積み重ねています。
「うた新聞」には桜井さんもしばしば作品等を発表し、関係浅からぬものがあり、新歌集もお願いすることになりました。でもお会いするのは初めてなので、今回はわたくしも同行し、ご挨拶させて頂きました。
「いりの舎」さんの最寄りの駅「下北沢」改札前で待ち合わせです。同駅は、京王帝都電鉄井の頭線と、小田急線の二つが乗り入れている活発なところです。駅そのものは大改修中で、古い時代の私鉄駅前から、新時代の立体交差駅への切り替えが行われようとしています。下は昭和の面影の残る現在の駅前です。
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駅を二つ程移動すると、わたくしが小三まで過ごした「明大前」だし、小田急線をさらに二つ程行くと、冬雷の先輩碓井英一氏お住まいの「梅が丘」です。懐かしい所です。
歌集『駅』あとがきには 〈生活に密着した場所である「駅」は様々な表情を見せてくれます。電車や列車が発着し絶えず人の動きがあり、現代社会の一端を見ることができます。私にとっては行動範囲を広げられる場所でもあり、駅の雑踏の中で自然に気持が前向きになります〉とありました。桜井さんは、この下北沢駅からどんなパワーを吸収したのでしょうか。

時間ピッタリに「いりの舎」さんが見えてご挨拶。
続いて近くのゆったりスペースのある喫茶店に行って席に着きます。ここはいつもビジネスで使う場所のようでした。
玉城入野社長は、以前わたくしが「コムデギャルソンの似合いそうなカッコいい人」というようなブログを書いたことのある人で、少し貫禄を増して、父上の醸し出していた渋さも入り交じり存在感がありました。ほとんど口を開かず、話は伴った三原由起子女史に任せっきりも重々しいです。
三原女史は三十路くらいの眼がきらきらの活発感の方でした。
話はすぐに纏まりました。細部は桜井さんの義理の息子さんが装幀一切任されているとのことで簡単です。雑談を交え乍らでしたがリクエストに忠実に応えようとする誠意が一番伝わりました。
良い歌集が出来ることでしょう。

ということで、上福岡に戻って来ましたが、駅近くの小公園のユリの木はなお一層の花盛りで、見事でした。寂しいのは、公園に一杯来て遊んでいる子連れの人々が誰も花を見ようともしていないことでした。ユリの木は結構大きな樹です。美しい花をたくさん揺らし乍ら、憩いあそぶ人らを大きく見守っているっていう感じでした。
前と同じようだけれど、これは今日の美しいユリの木の花のひとつです。
何だかほっとする花ですね。

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ユリの木は高きにも低きにも花あまたひらきそのすべて吾はあふぎぬ
うすみどり淡き朱まじり開ききるユリの木の花のひとつ凝視す

即詠です。

by t-ooyama | 2016-05-11 21:25 | Comments(0)

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