カイセイのロクガツカゼ
慈光寺は快晴の中にさわやかな六月風のふきわたる素晴しさでした。
最初に上までのぼり、慈光寺をひとまわりしました。有名な多羅葉の樹も、木肌に触れたりしながら、仰ぎました。この葉の裏に文字を書いて人に届けたのが「葉書」の始まりとあります。やはり青葉の裏じゃないと書けないのだろうと思い、下に落ちている枯葉は拾いませんでしたが、青葉はみな、手の届く位置にそよいでいません。きっと引っ張り取る人もあるので、警戒しているのかもしれませんね。
境内を順路に沿って歩き、階段をひたすら上り、空海の見事な書なども観ました。
こう配のきつい山みちを下り、文明のお墓に着いたのは正午をすこし回っていました。
以前は出ていた竹樋から落ちる清水が涸れていました。水道の蛇口をひねっても水が出ません。元栓が止めてあるのでしょうね。土屋家と書かれた桶も泥で汚れた感じでした。
水が無いのでお祈りだけです。
桜井さんが用意して来られた線香に火をつけて、皆であげさせて頂きました。
いつもながら、閑散として空き区画の目立つ寂しい墓地です。
墓の周りの草を、長く伸びているものだけでもと抜きました。よく見ると細かい赤い芽がでています。これは鶏頭のようなので残しました。
墓に向かって右手の突き当たりに歌碑が立っています。
歌碑の上には、大きな朴の樹が二つのびのび育ち、さわやかな木陰をつくっています。
そのしたで記念撮影しました。
これが、かの「槻の丘には待つ者が有る」の歌です。
この歌碑の側にも最近植えられた「駿河台匂櫻」の苗木が立っていますが、慈光寺境内には、かなり大きく育った「匂櫻」がありました。これは、文明先生が大事にされた自宅の庭に立っている樹を、接木したり、挿木したりして作った苗木を移植したものだそうです。赤羽さんが発見してくれました。
画像をアップして、幹に下がった文言をお読み下さい。
言ってみれば「文明櫻」ですね。
香りの良い桜なのでしょうね。今度は花の季節に来たいものです。
そして、出前歌会の待つ毛呂山へ。
会員小川さんのご自宅は広い田畠を持つ農家です。手作りのおもてなしを頂きつつ、厳しく? 小川さんの六月号作品を批評し合いました。作品の背景が、つまり、目の届く範囲に広がっているような歌なので、深く味わうことが出来ました。初めて母の歌を見ると言うご子息も同席されました。短歌の中で、自身がモデルとなっているモノもあり、何か不思議な気分だったことでしょうね。
有意義な時間はあっという間に流れました。
梅捥ぎの様子は以下で、ご推察下さい。楽しそうですね。
小川さん、有り難うございました。
皆様、お疲れさまでした。
最初に上までのぼり、慈光寺をひとまわりしました。有名な多羅葉の樹も、木肌に触れたりしながら、仰ぎました。この葉の裏に文字を書いて人に届けたのが「葉書」の始まりとあります。やはり青葉の裏じゃないと書けないのだろうと思い、下に落ちている枯葉は拾いませんでしたが、青葉はみな、手の届く位置にそよいでいません。きっと引っ張り取る人もあるので、警戒しているのかもしれませんね。
境内を順路に沿って歩き、階段をひたすら上り、空海の見事な書なども観ました。
こう配のきつい山みちを下り、文明のお墓に着いたのは正午をすこし回っていました。
以前は出ていた竹樋から落ちる清水が涸れていました。水道の蛇口をひねっても水が出ません。元栓が止めてあるのでしょうね。土屋家と書かれた桶も泥で汚れた感じでした。
水が無いのでお祈りだけです。
桜井さんが用意して来られた線香に火をつけて、皆であげさせて頂きました。
いつもながら、閑散として空き区画の目立つ寂しい墓地です。
墓の周りの草を、長く伸びているものだけでもと抜きました。よく見ると細かい赤い芽がでています。これは鶏頭のようなので残しました。
墓に向かって右手の突き当たりに歌碑が立っています。
歌碑の上には、大きな朴の樹が二つのびのび育ち、さわやかな木陰をつくっています。
そのしたで記念撮影しました。
これが、かの「槻の丘には待つ者が有る」の歌です。
この歌碑の側にも最近植えられた「駿河台匂櫻」の苗木が立っていますが、慈光寺境内には、かなり大きく育った「匂櫻」がありました。これは、文明先生が大事にされた自宅の庭に立っている樹を、接木したり、挿木したりして作った苗木を移植したものだそうです。赤羽さんが発見してくれました。
画像をアップして、幹に下がった文言をお読み下さい。
言ってみれば「文明櫻」ですね。
香りの良い桜なのでしょうね。今度は花の季節に来たいものです。
そして、出前歌会の待つ毛呂山へ。
会員小川さんのご自宅は広い田畠を持つ農家です。手作りのおもてなしを頂きつつ、厳しく? 小川さんの六月号作品を批評し合いました。作品の背景が、つまり、目の届く範囲に広がっているような歌なので、深く味わうことが出来ました。初めて母の歌を見ると言うご子息も同席されました。短歌の中で、自身がモデルとなっているモノもあり、何か不思議な気分だったことでしょうね。
有意義な時間はあっという間に流れました。
梅捥ぎの様子は以下で、ご推察下さい。楽しそうですね。
小川さん、有り難うございました。
皆様、お疲れさまでした。
by t-ooyama | 2016-06-04 21:44 | Comments(0)