和紙の里
細川紙で有名な和紙の里は埼玉県東秩父村にある。
小川町の中心部を通り抜けて、槻川に沿って遡行するかたちになるのか、かなり走る。大昔に友人の結婚式に招かれてこの道を走った記憶が過る。あまり変っていないようで細部はかなり変貌しているようである。創展の嶋田画伯のふる里と聞いているこの地だが、イメージしていたのは山道へ入って行くのだろうという感じだったが、違っていた。「和紙の里」は、この大通りに面した平らな所にあった。
ちょうど大掛かりな工事中で、入口付近は騒がしかったが、奥に進むと寛く静かだった。
この建物の中で、実際の作業が行われている。
見学の小学生の群が次から次へと回って来る。所定の費用を出せば体験することもで出来るようだ。
独特の匂いが立ちこめている。
裏へ抜けると寛い庭となっていて、ここで研修を希望する方には宿泊設備も整っている。
山よりの小高い所に、かつてこんなふうに紙を漉いていたという農家が移築されている。
近寄るとこんな具合だった。
懐かしいような古い日本の農家の趣である。戸や窓を開け放ち解放的ではあったが、家の中は証明を点さねば暗いと感じるほどである。広い三和土の上に道具を並べて、紙漉き作業をしていた様子が想像出来る様にいろいろな展示物があった。
「和紙の里」は美しい自然の中に溶け込む様にあるのが素晴しかった。
by t-ooyama | 2016-10-06 10:52 | Comments(0)