不運な、ではなくて、ラッキーだった、と言うべきか
昨日は担当が集っての集中校正であった。
お陰さまで下版(印刷所へデータを渡すこと)間近である。見通しだと10日あたりか。印刷と製本作業を二週間と観て居るので出来は25日頃か。
今月号は本文80ページとなった。
集合時には暖かめだったのに、作業が済んで駅までお送りする時には雨が音をたてていた。かなり冷え込んで来た。
ふじみ野駅までお送りして戻る時に、車の異変を感じた。ハンドルが少し左側に引っぱられるのだ。
「変だな。空気が甘いのかな」なんて思いながら走る。道路は夕刻の渋滞が始まっていた。込んでノロノロとなる。
するとだんだん状況は悪化した。
ゴツンゴツンという感じが伝わって来る。
これはパンクかもしれない、と思った。やばい、家までもてば良いけど。
何しろ車が渋滞で動かないので、状況は更に悪化。
参った。これじゃ「路上えんこ」になる。やばい、やばい。あたりをキョロキョロして緊急停車出来そうな所を探すが無い。「えんこ」って、幼児が尻をぺたんと着けて、足を投げ出して坐る状態を言うらしい。その喩的表現。でも、自動車のえんこって、パンクなんてのは特にこの幼児のお尻に近いタイヤの形なのであろう。
なんて馬鹿なことを思いながら、ぼこんぼこんという感じに走り、国道に出る交差点を右折。限界だった。
ちょうど沢山のタイヤを掲げる店への広い入口を確認して左折して入る。
そのまま直進して邪魔にならなそうな店の側面に停車。直ぐに下車して確認すると前輪左タイヤ一本がペチャンコだった。幼児の「えんこ」そのままに。
しかし、運がよいのか頼みもしないのに店の中から中年男性が出て来て、
「こりゃ、パンクですね。」と言う。
たまたま入った店は「イエローハット」の広い駐車場の中、修理工場の側だった。
折からの雨はほぼざあざあ降り。
店のひとは手慣れたもので、すぐに亀裂箇所を確認。
わたしのタイヤは五月に一回目の車検を通したものだが、三年半ほど乗っているのでかなり磨り減ってはいる。
丁度良いから四本全交換をお願いした。
予定していなかった約70,000円の出費は痛いが、
どこに止めて、どうやって修理を手配して、どうやって帰宅しようかって困っていたので、
止めた場所がうまい具合に「イエローハット」だったことと、約90分待合室のソファーで、熱い珈琲を飲み、新聞読みながら待てて修理出来たのは不運と言うより、ラッキーだったと言うべきだ。
良かったなあって、つくづく思った。
先ほど御乗せしてお送りさせて頂いた三人の「女神」のお陰かもしれない。
みなさま本当に有難うございました。
「今後とも宜しく御守護のほどを、お願い申し上げます。」
パンパンと、柏手を打ちたい気分であった。
by t-ooyama | 2017-10-07 16:14 | Comments(0)