『年刊歌集』の進捗情報
現在100名を越えた参加者というところで、最終締切りまでには追加十名ほどが見込まれています。これだけの方の参加はただただ嬉しく驚きです。
年刊歌集第一号となり、企画発表が少しだけ遅れたのであたふたでしたが、来年度には年が改まったら直ぐに準備に入る予定なので、今頃は最終チェック、下版作業かもしれませんね。
予想以上の参加希望者となりましたのは、勿論企画への賛同を頂けたのかと思いますが、その一割ほどは「これだけの資料を作って届けてくれたのだから」というご褒美の結果もあるのでしょう。事実ご自身で昨年一年分の「冬雷」をすべて開き直し選ぶという作業をするとなったら「止めとこう」となるんじゃないかと考えます。
その点を考慮して、編集室で作製しお手元へお届けした「選歌資料」が効果的だったと思います。
この資料を作るには懸命に頑張ってほぼ30時間を要します。
昨年の全「冬雷」のデータから「コピーペースト」をあきれるほど繰返し作るのですが、最初は良いけれどもデータが蓄積して来ると段々動きが重くなって効率的に出来なくなります。別のものをコピー、別の所へペーストしてしまわないように細心の注意を払います。そのプリントだって半端じゃありません。担当した事務局は、「プリンターがひいひい悲鳴のような音をだしている」って言っていました。
そうしてお届けした資料なのです。
現在その資料が原稿として集っています。
今度はその原稿を、より完全なものへの作り直しが行われています。
皆様から頂戴した「タイトル」を入れて、誤植訂正、簡単な部分改作(大幅改作は基本的に認めません)を訂正して、最後に改めて資料から「自選26首」を抜き出した「作品欄別作者別自選歌集」データを搾り出します。
この場合、残った作品は別掲載されますので、そちらの完全さも求められるので慎重に遣らねばなりません。つまり「自選版」と「分別版」の二つのデータに分割されるのです。
したがって作業は「コピーペースト」じゃなくて、「切取り+ペースト」となります。「切取り」によって資料から削除され、自選版へ「ペースト」されます。
この作業も結構時間のかかる事がわかりました。
懸命に頑張ってもすべて終るには丸二日掛かるでしょうね。実際に遣ってみると「作品の並べ替え」希望には応えようの無い大変さなのです。どうか来年よりはそういう点もご考慮願います。
現在「作品一欄」を残して居るだけの所へ来ています。
もうひと頑張りという胸突坂ですね。
現場を写した写真です。
ぶっちらかっています。
ふと眼を転じた窓の外は、美しい青い空。木島先生から頂いた月下美人の鉢が窓の外にそよいでいました。
by t-ooyama | 2018-04-26 09:37 | Comments(0)