新年号と新企画のこと
磯子ヨットハーバーにて 桜井美保子
タンク並ぶ工業地帯の湾岸に吾には未知のヨット揺らめく
by t-ooyama | 2019-12-22 11:56 | Comments(6)
ヨットの経験はないのですが、見ているだけで心が解放されます。写真を撮ったあとに短歌を作り即詠ということなのでその日のうちに編集室に送信しました。
ご覧になった皆様、どうぞコメント欄に感想などお願いします。
1首目は上句に背景を下句に気持を入れています。ヨットに興味をもっているような感じもしますね。
2首目は楽しむことにも「心意気」が要るのだという所を考えさせられました。自然相手の遊びはいい加減ではできないのかもしれませんね。師走のせかせかした気分が一掃されて元気が湧いてきます。
こんな試みも面白そう。歌って、本当に面白い。何が歌心を刺激するか解りませんね。
■大山敏夫の写真を見ての即詠二首
曇りとも晴れともつかぬ空のもと群るるヨットは活動のまへ
海の遊びに貧しき吾の見てをればヨット群の一つ男一人をり
石油タンクと工場群と煙突でバランスを取り、ヨットが浮かぶ上がっています。まさに「心意気示す」マストそのものです。江東区の夢の島にもヨットハーバーがありますが、ガイドを下司に高い駐艇料金ばかりのこだわっていました。改めて、「遊び楽しむ」と前向きにしようと思いました。未知の海、楽しみたいものです。