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写真一葉・短歌二首 3

皆様

お元気ですか。
標記の3回目です。
カナダから力強い作品が届きました。
100輌を引っ張る機関車だそうです。
写真画面より溢れて連連と列なる車輌が見える様ですね。
どうも力強いけど、どこかメルヘンタッチですね。
鼻歌を飛ばしながらの牽引とは凄い。
二首目は、とても大きなスケールで捉えています。
具体的に画像で追いながらの二首の鑑賞は、イメージが湧いて良いし、
どんなふうに作者の目が働いているかも推察できて、勉強になります。

今回も、皆様の素敵な書き込みを期待します。
じゃ。下です。




スマホの写真一様・短歌二首 3

ブレイク あずさ

鼻歌に巨き体を揺すりつつ二月の雨より機関車出でゆく

百両の貨車を率いる機関車の咆哮はるかロッキーを越ゆ


写真一葉・短歌二首 3_c0216213_17280452.jpg


by t-ooyama | 2020-02-10 17:37 | Comments(4)

Commented by ブレイクあずさ at 2020-02-11 04:31 x
ご紹介いただきありがとうございました。「両」は「輌」としたほうがよかったですね。そうすれば「貨物」も省けますね。コンテナの中身がわかれば「石炭」とか「小麦」とかもっと具体的にできそうだなと思いました。

カナダの二大鉄道というとカナディアン・ナショナル鉄道(かつてはカナダ国営鉄道とも日本語では呼ばれていましたが、今は民営化されています)とカナダ太平洋鉄道ですが、この写真の機関車は車体にCNとあるようにカナディアン・ナショナルのものです。

イーストバウンド(東行き)のCN3020は、ここ大陸の西にある太平洋岸のバンクーバーを出て、険しいロッキー山脈を越え、延々と続く平原を走り抜け、東の大西洋岸へ向かいます。このときは百四両編成でしたが、二百両、また二段積みのダブルスタックカーも見かけます。大陸の貨物列車はとにかく長くて大きい。それを引っ張って悠々と行く機関車は、ディーゼルエンジンのウンウンウンといううなり声もあいまって、気のいい力持ちの巨人といった風情なので、出くわすたびに「がんばれよー」と声をかけたくなります。
Commented by 桜井美保子 at 2020-02-11 09:07 x
カナディアン・ナショナル鉄道の機関車の写真と素敵な短歌ありがとうございました。写真に感動、歌に感動です。百両の貨車を連結し、広大な自然の中、ロッキー山脈を越えてゆく姿は想像しただけでも力強く素晴らしいです。それはたぶん、懸命に走るというより堂々たる自信を持って走る機関車
なのでしょうね。「鼻歌に巨き体を揺すりつつ」に余裕たっぷりで頼もしい機関車の様子が出ています。「二月の雨より」は二月の雨の中をということかなと思っていましたが、バンクーバーを出て東に向かうと作者の説明がありましたので、出発地点が雨だったのでこの表現になったのだと納得しました。赤い車体がなんとも可愛らしく巨体であっても親しみを感じますね。二首目も大陸を走る列車の様子が楽しく想像できてとてもいいと思います。「咆哮はるか」と詠んでいるところ作者の個性が出ていると思います。実際にその音を聞いてみたいような気持になります。パワー溢れる作品に感謝します。
Commented by 森藤 ふみ at 2020-02-13 08:54 x
赤いお洒落な機関車が百輌の貨車を牽引してロッキー山脈を越えて行く場面を想像するとわくわくしてきます。
「咆哮はるか」に遠くなってゆく機関車の音に無事にロッキーを越えたろうと安堵する作者の気持ちが出ていると思います。
Commented by 水谷慶一朗 at 2020-02-13 18:52 x
 ブレイクあずさ様 本企画三人目の投稿歌、有難うございます。
二首ともに大陸的スケールの壮大さを捉えたあたりは、感嘆の唸りを
あげるばかりです。
一首目。写真では赤に塗られた処が運転室で機関車の前後に見える。
かなり巨大なディゼル機関車と見受ける。これから百輌の貨車を連結し
て雨の操車場を出発する処だろう。徐行運転で動き出す機関車のエンジン
音が恰も鼻歌となり、線路の継ぎ目を通過する時の車輪がリズミカルに
抑揚をつけて響く。機関車の形体を「巨き体」と人為的に客観した趣が
素晴らしく、比喩を生かしている。四句は「二月の雨なか」でよい。

二首目。巨大ディゼル機関車が百輌の貨物車を牽引してロッキー山脈を
のぞむカナディアン大陸の原野をひた走る光景を活写している。しかも
走る機関車が鳴らす折々の警笛が「咆哮」のように響きわたると言う。
「咆哮」は野獣などが猛り叫ぶことだが、直截的にこの言葉を挿入して
一首の内容を確実に形成して無駄がない。殊に下句は感嘆するのみです。
初句の漢字は「百輌」がいいでしょう。
今回は投稿歌と同時に作品の自註を示されましたが、投稿歌に対する評者
のコメントの後から自註されるのが自然で面白くなります。

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