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スマホの写真1葉・短歌2首 12 追記あり

スマホの写真1葉・短歌2首 12

江波戸愛子


ひさかたの光やさしく差しこめる並木の道を君に付き添う


朝の日が映すふたりの影法師ほどよき間たもちて歩む 

最新版です。

たぶん、写真の中を走っている方の後ろをお二人が歩いているのでしょうね。

「ほどよき間」を保って歩いているのは、大和撫子の作者が三歩下がってゆく姿かもしれません。

「つき添い」「ほどよき間」を保つお二人には希望に満ちた朝の光が「やさしく」降り注ぎます。



追記  十月二十日 八時三十分 

昨夜十二月号の投稿歌の選歌をしましたが、その中に江波戸さんの歌があり、それはこの写真の時の作品の様でした。

「つき添う」はまさに稲田さんのおっしゃる通りの様です。わたしはうっかり「付き合う」と同じ感覚で読んでしまいました。

「ほどよい間」は、もし転倒でもしそうになったら、手を貸して支えるという「間」です。

読み違えて失礼しました。

でも、一連はさして悲観的な内容ではありませんでした。この道を歩いた、かつての思い出や、亡くなった愛犬のことなども

歌われていました。光はやさしくふりそそいで、七十代夫婦の会話ある一連に思えました。締めくくりの一首は、

  並木道歩みいる時この下を流るる川を夫の言えり

というもので、この写真の並木道はどうやら暗渠の様ですね。

美しい木陰の並木道で、近くの方々の憩いの場なのかと思います。

少し間違いがあるので、申し訳なく、最初の文をちょっとだけ、訂正しました。


再び追記  十月二十三日  六時十三分

このところ、このシリーズへの、みなさまの書き込みがありません。

せっかく公開しているので、ご覧になったら感想を書き込んでみては如何ですか。

ご覧になれば必ず感想を抱くはずです。

それを作者へ贈るのは、親切と思いますがね。また友情でもあります。

例えば月々の選歌で、わたしは添削などということもさせてもらいます。これはガラでもないので、嫌なのですが、

小誌広告に「添削無料」をうたっており、無料なので「お願いしよう」という会員も多いので、わたしも無料なので。

添削しましょうという気持で担当しております。

お金を貰って添削をするって、正直言って半端ない気遣いになるからです。

この添削は、指導などという趣旨ではなくて、読者となって「読んだ感想を述べる」作業なのです。

選者とは、その方の作品を一所懸命に読む「読者」になることだと思っています。

読めば必ず感想を持ちますからね。

そういう感想を書いてくだされば良いのだと考えますが、なぜ書き込みがないのか、不思議です。

この状態でアップを継続していても、あまり有益とも思えません。

今回の反応を精査して、もし状況への打開が望めないようならば、

この企画のネット公開を終了します。




by t-ooyama | 2020-10-19 14:48 | Comments(9)

Commented by 稲田正康 at 2020-10-19 23:19 x
さて今の世の中、「付き添う」というと兎角「介護」の方面を連想しがちとなります。大山さんの鑑賞通りなら、違う言葉を選ばれたほうが良かったかと思います。といって、また今の世の中「従う」でもないでしょうね。三歩など下がらず。ゆったりと。
Commented by 桜井美保子 at 2020-10-20 13:06 x
朝の光が降り注ぐ並木道、木陰も見えるし緑の葉の輝きも見えます。穏やかな良い写真ですね。歌からは年齢を重ねたお二人の静かで幸せなひと時が感じられます。「付き添う」に相手を見守りながら歩いている作者を想像しました。余計なことですが二人が横に並んで歩くと、そこを通行する人が歩きにくいです。私もそうですが、やはり後ろについて歩く形が人にも迷惑がかからないです。多分そうした心遣いを作者はお持ちなのだと思いつつ楽しく拝見しました。
Commented by 稲田正康 at 2020-10-21 01:09 x
櫻井様 これは、写真に合わせた短歌の欄です。写真で見る限りは左程狭い道ではありません。何人かが並んで十分すれ違える、または並んでいても追い抜ける道のように見えます。こういう「状況短歌」(という言葉があるかどうか分かりませんが)は、あまり条件を広げずに、その絵について見ればよいように思います。
Commented by 桜井美保子 at 2020-10-21 08:55 x
稲田様ご指導ありがとうございます。一通りの鑑賞以外にやはり感じることはあるもので、普段から作者は周りの環境や周りの人たちへの配慮や心遣いをお持ちなのだろうなあと思いまして、ちょっと書かせていただきました。この欄は書く人が少なく、これからどうなるのだろうと実は心配です。稲田様よろしくお願いいたします。
Commented by t-ooyama at 2020-10-21 13:11
桜井様

ご心配くださり有難う御座います。
でも、それはそれで正しい反応が読み取れて結構かと思っています。要は書きたいという気持が湧かない作品である、というメッセージかもしれません。みている方が無いという訳ではなく、裏を明かせば相当数のみなさまがご覧になっている事実があります。それでも書き込むことを阻む、必要に迫られないという事なのですね。第一、作者そのものが何の書き込みをしないケースもままあります。これでは、まあ仕方ないですね。
盛り上げるために、敢えて書き込んで貰う「さくら」を設けるのも最初の1回目だけです。あとは自然に委ねたいと思います。この欄は、ネット閲覧会員の皆様へのページですが、同時に小誌誌面にも、その目次上に掲載する大事な連載です。誌面掲載分に於いては、アナログの皆様より力強い反応を頂いております。
これからここに登場する方には、あっと驚き、書き込まずにいられないような、魅力的な、刺激的な作品を出してくださるよう期待したいですね。だって、そう挑戦するに、ふさわし企画だと思いますよ。そこに選ばれて投稿するのに、適当なものを送ってはいけないし、もっと熱をもって、出しても良いのでは無いでしょうか。このところ、少し「熱」を感じない作品が続いているということかもしれませんね。
Commented by 稲田正康 at 2020-10-21 23:54 x
連載の企画自体は面白いと思いますが、投稿が少ないのは、大山さんの「ブログに割り込む」ということ自体が、いささかためらう、ということになっているのではないでしょうか。ネット歌会の方は、桜井さんのご努力もあって、にぎやかになってきていますが。私のような図々しい人はなかなか居られないようです。
Commented by 小林芳枝 at 2020-10-25 12:05 x
よく晴れた清々しい秋の朝ですね。遊歩道の両側の樹がくっきりと影を作っていますが気持の良い風景です。少し心配なことのある夫と二人で歩いているようです。体力維持の散歩に付き添っているのだと思いますが、歌に危機感がありませんので二人の時間を楽しんでいるのだという感じがしますね。1首目は枕詞を入れてゆったりと詠まれています。明るく向き合いたいという気持があるのだろうと思います。そんなことを想像していると素敵な道ですよね。なんだか羨ましくなってきました。
Commented by 水谷慶一朗 at 2020-10-25 15:03 x
この写真の道は元は近隣の生活排水などが流れ込んでいた街川で流れを
暗渠化して、環境整備を整え遊歩道とした道と思える。両側に繁りあう
街路樹の枝が木陰を広くしている。これなら夏も涼しく歩けそうだ。
作品二首はこの静かな遊歩道を君なる夫と散策している。「ひさかたの
光やさしく」と万葉調で詠み下しほのぼのとしている。「付き添ふ」は
「寄り添ふ」「従ふ」それぞれあるが、手を繋ぐのもいいかも。
二首目はすっかり遊歩道の景観に溶け込んだ二人の姿が鮮明で温かい。
ゆったりと「ほどよき間たもちて歩む」に優しみを感じさせる。一歩
踏出せば影法師もほどよい間隔のまま動く羨しい映像です。
私など付き添う人も寄り添う人もいない老いの独り歩行です。とぼとぼ
よぼよぼ寂しく歩いています。
Commented by 中村 哲也 at 2020-10-25 21:38 x
ひさかたの光やさしく差しこめる並木の道を君に付き添う
朝の日が映すふたりの影法師ほどよき間たもちて歩む

写真と共に二首鑑賞させていただきました。
何の変哲も無い小道ですが、作者ご夫妻にとっては近隣の散策コースである事が窺えます。
「ひさかたの光やさしく差しこめる並木の道」には、絶好の散策日よりの中、「君に付き添う」は
足取りを気遣いながらも、二人で歩く事の充実感が感じられます。
「君に付き添う」は、作者夫妻がどのようなライフスタイルで来し方、共に歩んできたかが想像されます。
細君に「君に」と描写される男性は、かなり紳士的なイメージが浮かびました。
二首目の「ほどよき間たもちて歩む」にも、ベタベタとせず躓いた折などには、すぐに支えられるようなほどよき距離間
これは夫妻にとっての「ほどよき間たもちて歩む」の理想的な距離という事を感じました。
個人的には作者の表現したかったであろう二人で散策出来た充足感は、充分に読者に伝わっているように感じられました。

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