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スマホの写真1葉・短歌2首 (追記。  16回目  動きのある写真の面白さ)

標記の16回目です。
今回は雪山登山中の投稿です。
本格的な登山家の益坂順子氏の素敵な写真と二首です。
福岡の名山、宝満山の難所ケ滝の美しさの前に、思わず息を呑んで見上げる作者が想像されます。
では、ご覧下さい。

今ではこうした登山もスマホと一緒なのだというのが判ります。
そしてまさに即詠二首。
当たり前なのですが、こういうのが、この企画の狙いです。
有難う御座いました。(2月1日記)

難所ヶ滝

益坂 順子

宝満山の難所ヶ滝は冬に映え静寂保つ氷柱伸ばして

静寂の中に聞こゆる滝のうら水の音して和むひととき

スマホの写真1葉・短歌2首 (追記。  16回目  動きのある写真の面白さ)_c0216213_22330803.jpg



by t-ooyama | 2021-01-27 22:40 | Comments(4)

Commented by 桜井美保子 at 2021-01-28 16:02 x
まず写真一葉、氷結した滝の美しさに圧倒されますね。数分間、引き込まれて見入るばかりでした。
そして極寒の冬山登山に挑む作者の心意気が伝わる短歌二首です。登山中ということですが、どうぞ安全にコースをまわられますように。素晴らしい作品をありがとうございました。
Commented by ブレイクあずさ at 2021-01-30 03:14 x
すごい…画面をスクロールしてはっと息をのみました。荘厳な光景。私にはとてもたどり着けない地。

冬の山は「閉じた」印象がありますが、二首に詠われているようにまさに「静寂」の世界にあって、かすかに聞こえてくる水音に生命の動きを感じられたのでしょう。そう考えると、一首目の「静寂保つ」「氷柱伸ばして」の主語の滝が生き物のようにも思えてきます。

やはり冬の縦走を得意とした亡き父を思いながら鑑賞させていただきました。

Commented by 江波戸愛子 at 2021-01-30 08:10 x
流れのままに凍った滝、凄いですね。この滝を見ているとその裏を流れる水の音が聞こえてくるようです。厳しい冬の山を登って来た人だけが見ることの出来る滝であり、また詠むことのできる「和むひととき」なのですね。
Commented by 小林芳枝 at 2021-02-13 11:02 x
うっすらと青くしなやかに見える滝の白さが迫ってくるようにみえますね。二首とも「静寂」という語が使われていますが、頭の中が透き通るような静かさだったのでしょう。きよらかな冬の景色をずっと見ていたい気持になります。「和むひととき」という感じがよく分かります。
歌と写真が響き合っているような不思議な感じになりました。

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