2018年 05月 29日 ( 1 )

八月号よりの情報

いま8月号用の歌稿が集り出している。
7月号は、選歌が終了し平塚でのテキスト打ちの最中かと思われる。
編集室では、手書き原稿を平塚へ送ってデータ化してもらい、そのテキストデータを編輯ソフトを使ったデジタル画面の本文頁の中へ流し込む。
これが「組版」作業である。
現在は待機中だが、それでも暇を見ては、手元に保存するデジタル文書での投稿分の「流し込み」を行っている。
これくらい無駄無く進めないと、毎月上旬の下版(印刷所への完全データ渡し)に間に合わない。

歌壇にはいろいろな結社誌があって、その進め方も様々だが、小誌は十余年前から、これからはデジタル時代だと想定して、着々とシステムを整備して来た。
手書きを減らして、出来るだけE-mail活用の投稿を呼びかけて来た。何故か。つまり、E-mailによる投稿だと、その歌稿がそのまま組版用のテキストとなって、
「手書き→デジタルデータ化作業」の工程が省けるのである。
今では結構このシステムを取り入れる結社も増加している。できたら原稿を「E-mail」添付で頂きたいという希望を貰うことが多くなった。
印刷所へ原稿を入れる時に、予めデータ化したものを入れると、それだけ幾許かの制作費削減が齎されるからだ。
経費削減の有効アイテムとなっている。

でも、歌壇は広い。
中には未だに「E-mail」原稿を受け入れる窓口も設けていないところもある。
それどころか、今なおファックスの活用や、郵便原稿の受け渡し作業をしつつ編集作業を進めるところもあるという。
アナログ結社誌は、意外に大結社に多いらしい。
まあ、経済的に困らないから、経費削減努力など発想もしないのであろう。
ある意味羨望の在り方だと思う。

さて、小誌は此所八月号より少し動く。
今年は臨時作品欄昇格者の選考を行い、以下の方が選ばれた。

作品二欄へ。
中島千加子さん。町田勝男さん。川上美智子さん。永野雅子さん。
冬雷集欄へ。
山田和子さん。沼尻操さん。

編集後記に書く前だが、ここに発表したい。
皆様、どうぞ今まで通りの充実の作品をお願いします。

また、このところ空席になっていた「作品一欄作品評」を、これも8月号から、ブレイクあずささんにお願いした。
期待の新人のブレイクさんが、切れ味鋭く一欄の先輩の作品を評することになる。楽しみだ。

また、7月号からは作品三欄に多数の新会員の作品が加わる。
いまアップされている六月号の「交流他誌管見」に紹介させて頂いた「高嶺」からの入会があった。
「高嶺」は創設者の木島茂夫先生が生前もっとも信頼した歌人のひとり二宮冬鳥先生が戦後復刊させた結社誌で、一時期誌面でさかんに使われた「躰」という字を「躰操・躰現・具躰」などと使ったのも「高嶺」の影響であった。
『死と足る』という歌集を上梓した時も歌壇メディアで取り上げることになったときも、その批評者に指名したのは二宮冬鳥であった。
亡き師匠が「高嶺」の終刊を知ったとしたら、どんな反応をされただとうかと思わされた。
そして、その「高嶺」から多くの主要会員の方々が小誌を選んで新たに参加して下さるという、この現実をどのように思われるだろうか、と思った。
亡き師匠が、もっともリスペクトした「高嶺」。
そして、その「高嶺」からも小誌は注目されて来たことが伝わった。

光栄なことである。
小誌は、間違いなく新しい局面へ展開するだろう。
大冬雷へ向けて、力を併せて行きましょう。



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by t-ooyama | 2018-05-29 00:26 | Comments(0)