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作品年鑑・自選合同歌集 進捗報告 他

標記の件ですが、お陰様で順調に進捗して、間もなく皆様の元にご自身の作品ページのゲラが届きます。
作者確認のゲラですから、ご確認頂き、特に訂正が無ければそのままお手元に保存ください。
もし、新たなる訂正箇所が発見されましたら、恐れ入りますが、
その旨ゲラに書き込んでご返送願います。
それを最終校正として、最終段階に入ります。
今年も、作品展望を付けるために現在その分担批評の依頼を出しております。
その締め切りが5月15日で、それを組み上げましたら、全体通しての校正です。
六月末までには完了させて印刷所にデータを渡す予定です。
最終参加者は114名で、別に故人作品3名が入ります。
合計117名となります。
本文総ページ 440の予定であります。
どうぞお楽しみ願います。

昨日までとても暑かったですが、今日は一転冷え込みました。
庭先にはオダマキの花が咲き、
その上にアケビの花が咲き垂れていました。
共に美しいムラサキですね。
ご覧下さい。
作品年鑑・自選合同歌集 進捗報告 他_c0216213_13353500.jpg



# by t-ooyama | 2022-04-14 13:36 | Comments(0)

冬雷2021 作品年鑑・自選合同歌集 進捗報告  (追記 2月19日・2月20日)

標記の件ですが、二月十七日現在参加希望者は以下のようになっております。

冬雷集    17名
作品1欄   19名
作品2欄   31名
作品3欄   14名
合計     81名

です。
到着分はすべて、テキスト原稿化してあります。
参加申込締切はこの二十日ですから、あと三日となりました。
百名までに届けば、継続刊行を続ける努力をしますが、
欠けるようなら、来年の刊行を諦めます。
ただし、この2021年分については、百名以下となっても予定通り刊行いたします。


〈追記2月19日〉
この記事を読んで事務局から新情報と訂正が入りました。
事務局での最新情報は、
申し込み数  93名
となっているようです。
わたしが締切日を20日と書きましたが、2月末日が締め切りとなっていますという訂正でした。
これは重要情報であり、間違いですから、
謹んで訂正致します。
申し訳ありませんでした。
編集室に18日着分は三名でした。
したがって現在84名分のデータ原稿化がなされています。

〈追記2月20日〉
事務局の話ですと、今日現在は96名となったそうです。
100名参加が見えてきました。
六年継続刊行へ向けて、大きく前進ですね。
ご協力ありがとうございます。





すでに編集室では、四月号の選歌が締切となっており、
三月号がこのホームページにアップされ、皆様の元への雑誌も、二十四日頃には届き始めるかも知れません。
そういう中で、現在、2022年分の会員の皆様の全作品は、順調に作者別に分類し、データ化されております。
この作業は、仮に作品年鑑・自選合同歌集の継続刊行が終了したとしても、続ける予定です。
会員の皆様の作品はそれぞれの皆様の「宝」ですから、何か必要な時があれば、すぐにデータをお渡しすることが出来るようにしておきたいと願っています。
2017年分より五年間は、整理されておりご提供しやすいのですが、それ以前となりますと、年に二、三枚のCDに保存してあるデータを一つずつ拾って集める作業が必須で、かなりの手間が掛かります。
しかしながら、小誌では、遡って2006年以後の作品なら、何とか拾い集めることが可能ではあります。
CD他に焼いたデータが壊れない限り、それは可能となっております。

こうしたデータは非常に貴重なるものであり、会員の皆様のご協力を得て、ご寄付などを集めながらのデータ製作と保存に取り組んでおります。
この場をお借りして心よりお礼申し上げます。  

# by t-ooyama | 2022-02-17 17:07 | Comments(0)

三月号 下版 ほか

みなさま

お世話になっております。
失敗の多い編集室にいろいろサポート頂き御礼申します。
このふた月ほど、事務局に集合しての「校正の日」を復活させましたが、新型コロナウイルスの変異株の威力が凄まじく、連日二万人の感染者が東京に出ています。これでは街中に菌がウヨウヨという状況なので、外出はできるだけ控えるのが賢明となっており、校正の日は、またまた中止を決めました。
となりますと、今度は誤記誤植の発生リスクが高まります。
やはり、原稿と照らし合わせながらの校正が必須なので、この工程を強化せねばなりません。
今月は急遽、選者間で原稿用紙を回して複数の目による校正を試しました。
もうこれ以上チェックできないという所まで観て貰いましたので、誤植ゼロだと信じております。
という事で、先週末に無事下版となりました。
下版とは、印刷用完全データを印刷所へ渡すことを意味しますが、小誌は郵送しております。
月曜日午前中着を目標に土曜日午後には投函しました。
無事に着いて、先ほど印刷所より納品のスケジュールが届きました。
23日の祭日前後の予定です。
三月号は控えめの本文72ページとなります。

さて編集部では、前述の校正の強化に新しい方向性を求めています。
現在は、編集室の協力者として、佐藤靖子さんにテキスト打ち段階でのチェックをしてもらっていますが、ここの段階で、「原稿と照らし合わせて観る」という工程を一枚加えたいと考えています。
佐藤さんは出版社勤務の経験がおありで、編集作業にも精通されていらっしゃるので、戦力アップは明らかです。
ただいま交渉中です。

原稿の紛失を恐れて、できるだけ原稿のやり取りは控えていますが、佐藤さんにお渡しする段階で、すでにデータ化されており、運悪く原稿が姿をくらましたとしても、雑誌が作れないという事態にはなりません。
各担当選者が選歌後に、自分の担当範囲のデータ化を致します。そのデータに手書き原稿を付けて、佐藤さん宛てに郵送することになります。
佐藤さんの負担が重くなりますが、信頼できる方なので、きっとうまく乗り切ってくださると思います。

二、三年後の本格化を目処に、編集委員のメンバー強化にも取り組んで参ります。
どうぞよろしくお願い致します。



# by t-ooyama | 2022-02-07 14:44 | Comments(0)

二月号

この11日に印刷所着で二月号データを渡しました。
二月号は前年同様に「冬雷大会 誌上特集」となります。今年は25ページの大特集となりました。
全員参加型がすっかり定着し、出詠し、互選をお送りくださった方のコメントは全掲載です。
欠詠なくお過ごしの会員の皆様、たまに欠詠を余儀無くされる会員の皆様、ほとんど出詠は無いのに、
この時だけは参加し、互選の選評も行われる会員の方も少々いらっしゃいます。
面白いものですね。
お楽しみに。
というわけで二月号は本文104ページとなります。
予定では21日に納品となっております。
順調に行くことを願いますが、
こうして本年も、すこぶる順調に遅滞なく進みましたこと、ひとえに会員の皆様のご協力あってのことと、
衷心より御礼申し上げます。
有難うございました。

三好規子歌集『蝸牛居』が好評で、交流他誌での紹介批評が絶えません。
この一月号では「林間」「長風」がスペースを割いてくれました。
いずれ機会があれば転載をしますが、
まずは各誌編集部に御礼申し上げます。

また「醍醐」一月号では半ページを割いて小誌11月号の紹介を頂きました。
有難うございます。
さらに「歌と観照」一月号には『四斗樽 圧縮版』のユニークな紹介がなされています。
本文中の「し」の使用例をたくさんあげて「次の作品の誤用をあげよ」というもの。
クイズふうですね。

有難うございます。
現在「うた新聞」誌上に広告が出ていますが、
今回も一、二の方の購読申し込みがありました。
小誌では本年はこの「四斗樽」問題を盛り上げてゆきたいと思っています。


# by t-ooyama | 2022-01-12 12:34 | Comments(0)

訃報です。 ご冥福をお祈りします。

悲しい事ですが、今週も訃報です。
会員野村昭一郎氏は、この十二月一日、誤嚥性肺炎でお亡くなりになりました。
奥様からのお知らせの葉書には、以前から少しずつ機能が弱っていて十一月二十一日に入院されて、あまり苦しむこともなく静かに生涯を終えられたそうであります。
「主人は短歌が何よりの生き甲斐で、入院中も絶えずメモをしていたそうです。」
とありました。
そう言えば、このHPの「ネット歌会」にもメンバーとなって参加されていらっしゃいました。
コロナ禍によって、二年まるまる月例歌会を開催しておらず、例会ではお会いすることが多かったのですが、寂しい日々を重ねて参りました。そんな中での訃報にて、まことに残念でなりません。
野村氏は、入会後六、七年かなと思いますが、当初からツボを心得た歌の達人で、それも小誌の目指す方向にみごとにマッチして、早足に作品一欄まで上って参りました。誰もが認める実力でありました。

ここにお知らせして、野村氏の本年一年分の全作品を以下に貼り付けて、偲びたいと存じます。

心よりご冥福をお祈り致します。


野村昭一郎

朝刊がゴトリと入り一日の始まる音が配られてゆく

朝空に光る白雲幾幾と望みあるごと並みて移れる

日を重ね復習ふ太鼓の掛声も連打の音も力増しゆく

微妙なる描線の味あたたかき友の文字絵の賀状もう来ず

二日から売り始めたるスーパーの残り数の子半値で並ぶ

飽きの来ぬ昔の味のビスケット二人の茶請け四枚で足る

お互ひに気をつけやうの空念仏しまつたはずのあれ見当たらず

医療用語加はり増えるカタカナ語調べはすれどたちまち忘る

行きたくも行けぬ人等もをるものをGoToイート・GoToトラベル

月一度休まず届くカタログ誌白人モデルの老いてダンディー

ドリブルの独り練習折り返す少年は息大きく吐きて                  

駆けまはる園児の群に背を向けてひとりせつせと穴掘る子あり

颯爽と黒いタイツのハイヒール寒くはないか形よき脚

息子等が本になしたるその母の歌のいくつか殊に身に沁む

通帳の残じりじりと減るなかを払ひ戻さる高額医療費

OSの古びて読めぬサイト増え口惜しけれどもまだ買ひ替へず

十年を使ひて終ぞ故障なく馴れたるソフトに不足覚えず

高架路を翳らす雲に風の出て洩れ射す日ざし幾筋ひかる

齢故と医師の奨めぬ再手術されどもここは五分五分選ぶ

樹々の間に光あつめてきらめける町川見ゆる病室の窓

セクシーになつてますよと看護師ははだけた我の寝間着を正す

四ベッドカーテン仕切る空間に修羅抱へたる寝言譫言

繃帯の数多干さるるその影の風に踊れる病棟の壁

説きつづく看護師の声とどかずに訴へやめぬ耳遠きひと

食ひ過ぎを恐れて残す患者食豆腐の味のよくしみてをり

賭に似る手術幸ひ吉と出て脆き残生少し息つく

寝たきりを目前にして退院すこの足腰を如何に戻さむ

突く杖と息の合ひきて陽光に芽吹ける樹々をふたたび仰ぐ

ぐんぐんと歩きゐし夢また見たり未練がましき脳の記憶は

古びたる干し物いくつ翻る窓ひとつありビルの裏側

笑ふ間も介護認定調査員チエックのペンの休まず動く

杖なしで部屋の隅まで行き戻るわが足どりも調査項目

副作用難ずる我に医師答ふ薬止めよう咳では死なぬ

老の身に伸びるものあり痛む腰しばし堪へて足の爪切る

十分にソーシャルディスタンス確保して襖越しなる妻とやりとり

ドア開けず判子も要らず写メールの届き廊下の「置き配」取り込む

雨あがる横断歩道の白線の屈背のわれに眩しき五月

来し方の砂町線の軌道あと囀つつみ木木生ひ繁る

一面に草の蔓延る線路端照りては降りて初夏の空

小やみなく雨を降らせて灰色の五月の雲の移りは速し

力尽き崩るる雲は匍匐してまた立ち上がる時を窺ふ

生ひ立ちから話し始める大臣のどこかあざとき就任の弁

坐して待つ患者を隔つ × 印ソファに椅子に太太とあり

満月のオレンジ色に上りくる夏まだ浅き江東の空

ああでなしかうでもなしと切りもなく夜の湯槽に歌まとまらず

打ち勝つといと簡単に言へるのか甘き相手に非ざるものを

男とふ理由で我れの頼らるる憚り多しジェンダーの世に

骨折の妻を乗せんと三十年前買ひし自転車ゴミとして捨つ

「聞こえます」印のマークあれば欲し大きな声に感謝はすれど

録画観る真昼間からと言ふなかれ我が娯しみの鬼平・小兵衛

社交ダンス教へくれたる友あれど男ばかりで長く続かず

我が脚と思へぬ脚を宥めつつ日課としたる階段歩く

窓口に替はる医療費精算機患者番号点るのを待つ

退院の荷をめいめいに下げ持ちて付き添ふ者も杖を曳きつつ

雨あがりまだ濡れてゐる青空を余さず占めて太き虹立つ

運転の白シャツ袖をたくしあげ赤き車体のディーゼル車過ぐ

瑞瑞と白木蓮は若葉どき空の明かりを透かせ広がる

虎杖に絡み咲き継ぐ小昼顔貨物軌道に沿ひて広がる

古びたる庁舎5階の突当り職員食堂ラウンジオアシス

ラウンジも悪くなけれど食堂といふ名の似合ふ食券売機

二つある定食メニューハンバーグトマトソースの今日は売り切れ

慎重にB定食のトレー持ち隅の落ち着く席へと向かふ

半分にして貰ひたる定食の飯をやつぱり一口残す

波がしら寄せくるさまに連なりて雲脚はやき梅雨の朝空

高々と日に透く青葉騒めきてユリの並木に風よく渡る

咲き初むる香を逃さずに嗅ぎたしとマスクを外す梔子の垣

いい鼾かいてましたと妻は言ふ眠れぬままに目つむりゐたるに

物買ひに店に入るとき使ひたる「お呉れ」「下さいな」今は聞かれず

水飲みて噎せて入院せしといふ若大将も齢には勝てず

皆同じ造りの部屋を住処とし長く暮らせど付き合ひはなし

在宅を確め終へて宅配はすぐに台車を押して駆け出す

梅雨明けの近きを告ぐる雷鳴の遠く響けり二たび三たび

立ち漕ぎに坂上り来る若き等の自転車我に風をぶつけて

せはしなく鳥鳴き交はす木の繁み雨をふくめる風が揺さぶる

とりどりの柄のマスクに馴染みきて衰へ知らず疫禍の日日は

筋トレに励みし日日は何時のことブルワーカーをゴミとして出す

気持とは違ふ言葉が口を出る我が偏屈のおふくろ譲り

長命の親の達者を知らせ来る長男の文字親によく似る

眼を捉ふ壁のゴッホの自画像の何を見据ゑるむさき髭面

誰が吹くオカリナの音か懐しく棟の廊下に点る梅雨の灯

椅子を立つたびによろめき進む列ワクチン接種も一仕事にて

遙かなる雷鳴ありて暑き日の空のたちまち暗みゆく午後

やり過ぎて悔ゆるは常のことにして後はすぐさま忘れて懲りず

衰へを忘れふためくこと増えぬ噎せ返るのもその一つにて

恥づるなき老と思へど願はくば人目につかず暮らしたきもの

ちりぢりに鳴き継ぐ蝉の声のせて風はしづかに夜を吹きくる

内村の敗退告ぐる大見出し「挑戦に幕」吐息して見つ

アメリカンドリーム爲せし少年のボード遊びの金メダル受く

開催は反対なれど感染は止め処なけれど競技に観入る

崩れてはまた盛りあがり流れゆく夏の終りの夕雲の群

ひたすらな杖の歩みとなりてより人目気にすることも覚えず

齢とりて夜中の咳は辛いよと聞きたる言葉思ひ出すいま

Tシャツを着こなし立ちて筆揮ふ野見山暁治なんと百歳

新機軸打ち出す冬雷新年鑑熱き心を感じつつ読む

中吊りのあの極太の大見出しもう見られずと思へば淋し

中吊りのぎつしり並ぶ見出し文字読ませる工夫凝らせしコピー

走りゆく車内を歩き中吊りを替へゆく手際あざやかなりき

色覚の異常打ち明け師に問へば心配無用と道を示さる

中年の才なき不器用者われを見捨てず育て給ひし我が師

視力落ち仲間引退続くなか師はパソコンを学べと言はれき

烏口絵の具もペンもみな捨ててマウスとキーに向き合ひたりき

われ痩せて密着悪き聴診器時間を掛けて医師は音聴く

ドクターの病名予想やや外れ隔離の難は幸ひ免る

常なれば入院なれどこの身体寝たきり恐れ通院となる

患者との対話惜しまぬ医師にして触診をなす手間を厭はず

丁寧な診察何時も長引きて時間遅れをドクターの詫ぶ


# by t-ooyama | 2021-12-21 17:00 | Comments(0)